本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン
head-love Created with Sketch. CREATOR
レポート
28
Jan.2024
レポート

NAMM 2024 Day 3 : Austrian.Audio

Austrian_Audio_DSC02880

Austrian.Audioブースでは、販売開始されたばかりのMiCreator(マイクリエイター)を展示

MiCreator Studio

Austrian_Audio_DSC02883

MiCreatorファミリーのコアとなるMiCreator Studioは、高品位コンデンサー・マイクロフォンと様々な端末で使用できるUSB-C接続のシンプルなオーディオ・インターフェースを組み合わせ、最大70度までマイク・ヘッドを回転できるフレックスチルト機構、ナチュラルなサウンドをもたらすオープン・アコースティック・テクノロジー、大音量ソースにも対応する最大130dB SPL、素早くボリューム/モニタリングのコントロールを可能とするジョグホイール/ダイレクト・モニタリング機能/ミュート・スイッチを搭載。そしてフロントとリアのフェース・プレートは交換可能で、3Dプリンターでのオリジナル・プレート制作やブランク・プレートへの印刷など、世界にひとつだけのデザインにパーソナライズ可能です。

Austrian Audio
MiCreator Studio Microphone
¥29,700
本体価格:¥27,000
446ポイント還元

MiCreator Satellite
弾き語りや対談などに理想的なサテライト・マイクロフォンMiCreator Satellite、音声やインタビューなどに理想的なラベリア型マイクロフォンMiCreator Y-Lav、そしてステレオ・レコーディングに理想的なMiCreator System Setまでをラインアップ。MiCreatorファミリーは、フレキシブルなデザインとワンランク上のクオリティを求めるクリエイターに理想的な新しいクリエイティブ・ツールです。

Austrian_Audio_DSC02881

Austrian Audio
MiCreator Satellite Microphone
¥15,400
本体価格:¥14,000
231ポイント還元

こちらもご覧ください!

Austrian_Audio_DSC02879

こちらは、ハイスピード・プレミアム・ヘッドフォン・アンプのFull Score one。現在世界的に製造遅延が発生しており、その実物をお目にかかる事ができなかった製品です。基本スペックは10Ω〜300Ωまでのインピーダンスを受け入れる袖の広さ、P/P入力段〜位相や高周波特性に優れた多段エミッタ・フォロアの出力回路を持ち、それぞれのゲインステージが相互に、最適な状態で動作する懐の深さを持っています。長きにわたってオーディオ界のトレンドである、ICチップを一切使用しないフルディクスリートの構造もしっかり押さえています。

特筆すべきはTTT(True Transient Technology)という技術。トランジェント特性を極限まで引き出すアプローチとの事ですが、スイッチングの動作が含まれるプッシュプル構造と、発振リスクやゲートコントロール、電源ノイズ引き込みリスクとそれはもう様々な戦いが待ち受けているエミッタ・フォロア回路の設計では、その戦いの末にトランジェント特性が失われがちなイメージがあります。

いちリポーターが持っているなけなしの電子工作知識で回路ごと理解するのは無理なので、新製品のハイエンドヘッドホン、The Composerと併せて視聴させて頂きました。NAMMの雑踏の中開放型ヘッドホンという過酷な状況ですが、普段聴いている音源はハイエンドDACで感じるリズムが良くなった感じもあり、ダイナミクス系処理のアタック / リリースがおかしな数値になっている意地悪な音源では、それがおかしな事になっている、というチェックがしっかり出来ます。周波数的にトップエンドの伸びを演出して時間軸を早く見せるアプローチの製品では耳に痛い音質になりがちですが、幅広いインピーダンスをもってしてヘッドホンが伸び伸びとドライバーをダンピングさせているからこそ、ソースが持つ本来のトランジェントを再生できているのでしょう。

この仕事をしているとスペックオタクになりがちですが、スペックがそのまま音として認知できる製品はこの広いNAMMスペースの中でもわずかなもの。慎重に設計された事が伺える良い製品です。

Austrian Audio
Full Score one
¥242,000
本体価格:¥220,000
3630ポイント還元

Austrian.Audio
https://www.waves.com/

Austrian_Audio_DSC02878

記事内に掲載されている価格は 2024年1月28日 時点での価格となります。

最新記事ピックアップ

NAB 2024 Day 4 : Audio-Technica
Audio-Technicaブースにはモータースポーツの収録に適したマイク、BPシリーズがレーシングスーツと共に展示されてます。中央のBP4027はステレオ仕様のショットガンマイクで、単一・双指向性に対応した高感度ユニッ [……
NAB 2024 Day 4 : OWC
OWCブースにはCP+2024でも展示されていた、OWC Jellyfishシリーズが展示。 SSD NASシステムとして主に法人・システム案件に活用される機会が多く、最大容量120TB、速度はRead / Write [……
NAB 2024 Day 4 : Sonnet Technologies
Sonnet Technologiesブースには、Thunderbolt 5 eGPUの看板が!Thunderbolt 5は”双方向80ギガビット/秒(Gbps)の帯域幅を実現し、Bandwidth Boos [……
NAB 2024 Day 4 : Libec
Libec(平和正規工業)ブースには先々月発売されたTH-Vが展示されています。5万円と他のビデオ三脚とくらべ安価ながら、最大搭載重量は5kgまで搭載でき、無段階可変フリクション、Snap ON / OFF Plate、 [……
NAB 2024 Day 4 : Amazon Web Service
Amazon Web Serviceのブースでは、映像スイッチング、オーディオミキシング、グラフィックスやキャプション編集をAWSの仮想プライベートクラウド(VPC)内のインスタンスで行うSony M2L-X クラウド・ [……
NAB 2024 Day 4 : SONY
NAB Central Hallの最奥にひときわ大きなブースを構えているのがSONY。私がNABに行き始めてからずっとこの場所にあるので、まさに定位置。今年もひときわ大きなブースで様々なソリューションを展開しています。 [……
NAB 2024 Day 4 : Cerevo
Cerevoブースには新商品であるFlexTall Proの姿が!FlexTall Proは有線・ワイヤレスに対応したタリーランプで、有線の場合はEthernetによるPoEに対応。ワイヤレスの場合はランプ1台を親機とし [……
NAB 2024 Day 4 : WavesLive
2024NAMMショーでも話題になったオールインワンのプラグイン・エフェクトラック、WavesLive SuperRack LiveBoxの実機をLawoブースで確認することができました。背面の端子類を確認できたのは、こ [……
NAB 2024 Day 4 : 3PlayMedia
NAB 2024のIT系の企業が集まるWest Hallで面白いソリューションを展開しているメーカーが有りましたのでご紹介したいと思います。その名もAI DUBBING。メーカーは3PLAY MEDIAという会社。 ht [……
NAB 2024 Day 4 : SENNHEISER
ゼンハイザーは、ロケーション用のマイク、ワイヤレスといった製品を中心に展開。その一角には、もちろんNEUMANNも。さらには、グループの一員となったMERGINGの姿もありました。 Neumannコーナーでマイクは別の場 [……
NAB 2024 Day 4 : Salsa Sound
IBCでもレポートをお届けしたSalsa Sound。汎用PCベースで、MPEG-Hのエンコードの出来るこのアプリケーションですが、MPEG-Hのオブジェクト性と同様の考え方で、同時に5.1chと2ch、更には、ナレーシ [……
NAB 2024 Day 3 : GB labs
海外レポートでも毎回取り上げているエンタープライズ向けNASのメーカーGB labs。汎用性の高さとその高速性で国内でも多くの導入の見られるNASサーバーの一つです。そのGB labsの最新ソリューションであるNebula NASをご紹介し…
Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company