次世代のイマーシブ音楽フォーマットとして注目を集めるSONY 360 Reality Audio。新フォーマットの浸透に鍵となるのが、やはりコンテンツの充実。先日、DJ/テクノアーティストKEN ISHIIのトラックが、360 Reality Audioにて配信開始したというニュースも、フォーマット普及の追い風になるでしょうね!
さて、NAMM2022初日のSONY 360 Rearity Audioのブースでは、360 Reality AudioをSONYのノイズキャンセリングヘッドフォン WH-1000XM4で体験できる環境、そして制作ツールとなる360 Walkmix Creatorのデモ展示が行われていました。
午前11時からは、Ann Mincieli氏、Eric Schilling氏、George Massenburg, 氏、Michael Romanowski氏という4名の豪華エンジニアをゲストに、”Case Study: Alicia Keys in 360 Reality Audio”をNAMM会場から生配信。
彼らがエンジニアリングに携わり、ミキシング&マスタリングを全編360 Reality Audioで行ったアリシア・キーズのアルバム「ALICIA」が、2022年のグラミー賞で見事最優秀イマーシブ・オーディオ・アルバム賞を受賞。その時の360RAの制作進行がどのように進んだのかについてトークセッションが行われていました。
今回、個人的に印象的だったのは、エリックさんが中盤で語っていた、「アーティストであるアリシアさん本人の考えをしっかりと聞き出すというプロセスが重要であり、楽しかった」というコメントです。もちろん、従来のステレオ音源でもそうした工程は大事であることに変わりはないはずですが、やはり2次元と3次元では表現の自由度が大きく変わってきます。ステレオではある程度セオリー化している部分もありましたが、3Dオーディオの場合、エンジニア全員が試行錯誤している真っ只中というのも、今こそイマーシブミックスを始めてほしい理由の1つだと改めて感じました!
こちらもご覧ください。
360 Reality Audio 制作ツールが待望の国内販売開始!
SONY 360Reality Audio 360 WalkMix Creator
https://360ra.com/ja/
記事内に掲載されている価格は 2022年6月4日 時点での価格となります。
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