測定マイクに出自を持つDPA。熱心に音質を確かめるユーザーが多く来場していました。マイク自体はもちろんのこと、バリエーションの多さ、そしてどの様なシュチュエーションにも対応可能なアクセサリー群が魅力のDPA。
NAB 2017での新製品は、こちらのd:vice。なんと超小型のAudio Interface。USBもしくはLightningでPCもしくはiOSと接続して利用するということ。非常に小型且つ軽量なこの製品。かなり幅広い利用用途で活用が可能です。何と言っても、マイクヘッドの選択は自由。仕込みのラベリアでもOKですし、4000シリーズのヘッドをこちらに接続して、ハイエンドのレコーダーとして活用することも出来ます。
写真中央にあるアダプターを使うことでコンパクトな、ハイエンドレコーダーシステムが完成します。電波を飛ばせない環境での仕込みマイクの収録や、大げさになりたくないフィールド・レコーディングなど、活用用途は非常に広い製品になると思われます。
マイクカプセルそれ自体を交換したり、取り付け器具のオプションを使うことで、およそほとんどの楽器にマイクを取り付けられ、また、それが演奏時のストレスにならないように工夫されているため、多くのアーティストからも支持されています。
マイクグリルから、弦楽器に取り付けるオプション。
風防に、譜面台に取り付けるグースネックのようなものなどが見てとれます。
こちらは変換用のアウトプット端子。これだけ多くの種類を選べるマイクメーカーは他にはありません。
もちろん楽器だけではなく、ワイヤレスマイクにも定評のあるDPA。
耳掛けタイプの司会者向けのものから、会見等の用途のものまで、小さなブースの中に多くの製品が展示されていました。
それにしても、アコーディオンの一部分だけを切り出したり、トランペットを斜めに切断したりと、独特の展示の仕方が目を引きました。
今後もよりフレキシブルな製品が登場すると思われるDPAですが、音質は折り紙付き。より進化した形で製品を次々発表していくことが予想されます。
Writer. Yosuke
DPA
http://www.dpamicrophones.com/
記事内に掲載されている価格は 2017年4月27日 時点での価格となります。
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