いよいよ開催が目前に迫ったThe NAMM Show 2022。Rock oNからは毎年お馴染みのShow Reportのため、そして弊社輸入事業部からは海外の取引先とのミーティングのため、一足先に現地入りしています。例年と違う入出国時の状況や、ロサンゼルス近郊のメーカー訪問の様子をお届けします!
日本出発前日〜ロサンゼルス到着
日本時間6月1日水曜日、18時ごろに羽田空港で落ち合ったNAMM参加メンバーは、閑散とした国際線第三ターミナルに物珍しさを感じながらも、事前に用意した各種照明書類の提出やモバイルWi-Fiのレンタル、そして受託手荷物の申請などを1つ1つクリアし、いざ免税店で買い物だ!
と搭乗ゲートをくぐったのですが…そこに待っていたのは悲しいことに営業終了のシャッターと営業時間変更の張り紙ばかりでした。近いうちに海外旅行の予定がある方はくれぐれもお気をつけて…。
免税店ショックはさておき、午後11時出発の便で日本を出発し、およそ10時間のフライトを経て、現地時間6月1日水曜日の午後5時前に、無事にロサンゼルス国際空港(通称LAX)へと到着しました。
ちなみに東京とロサンゼルスの時差は16時間なので、その頃の東京は6月2日の朝9時です。フライト中の大きな揺れもなく快適な空の旅でした。
到着時のロスの天気は雲一つない快晴!緯度が近いので、気温は今の日本と同じくらいですが、夜になると半袖だと少し肌寒さを感じるような気温でした。
空港近くのホテルへとチェックインを済ませ、アメリカ初日のディナーはメキシコ料理店Cilantro Fresh Mexican Grillへ!とても美味しかったのですが、ナチョスの量が多く、いきなり洗礼を受けました。
Spectrasonics 訪問
日付変わって6月2日。カリフォルニア州某所の Spectrasonics が所有するスタジオを訪問しました。代表のエリック・パーシングさんに直々にお迎えいただき、スタジオ内を隈なくご案内いただくことができました。諸事情により撮影NGとのことで、内部の様子を一切お見せすることができないのが非常に残念なのですが、広大な空間から生まれる7秒にも及ぶロングリバーブ、チケット売り場だった空間を使ったルームリバーブなど、元々美術館だったという建物の構造・形状から生まれる独特な反射音を、サンプルライブラリの録音にフル活用されているとのことでした。少しお話をするだけでも、エリックさんの、音楽や楽器に対する愛情がひしひしと伝わってきて、あらゆる物が楽器になりうるということを実感しました。
Apogee 訪問
名残惜しくもSpectrasonics社を後にした我々は、その足でカリフォルニア州サンタモニカのApogee 本社へと向かいました。
併設のApogee Studioでディストリビューター向けのイベントが開催されていて、さまざまな地域のApogeeディストリビューターの方々が集まっていました。
こちらも現時点では公開できない情報ばかりで恐縮ですが、まずは直近の開発情報のプレゼンがあり、その後は少数のグループに別れて、Apogee Studio内を周回しながら、Symphony I/Oや、Symphony DesktopなどApogee製品についてのハンズオンでの解説が行われました。
中でも印象深かったのが、Bon JoviやThe Rolling Stones、David Bowieなど数々の一流アーティストの作品を手がけてきたことで知られるエンジニア、ボブ・クリアマウンテン氏による、自信が手がけたDolby Atmos Music作品の体験視聴でした。
ちなみにスピーカーはNeumannのKHシリーズが採用されており、上から下まで無理のない非常に気持ちいサウンドが長旅の疲れを癒してくれるようでした。
いよいよThe NAMM Show 2022が開幕です!
すでに次々と新製品情報が入ってきています。
現地からのレポートをお楽しみに!
記事内に掲載されている価格は 2022年6月3日 時点での価格となります。
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