AUDIENTブースには先日発表されたiDシリーズの新モデルiD44mk2 & evo16が展示されていました。ADC(アナログーデジタルコンバーター)が大幅に改良され、THD+Nが9db改善されたことで、よりノイズレスでレンジの広い音を録音できるようになっています。録音用途のオーディオインターフェースをお探しの方で、録り音にこだわりたい人におすすめしたい製品です!
iD44mk2
iDシリーズは内部構成を一新したiD4mk2・iD14mk2が昨年発表、Rock oNでも多くの方に指示を受けているモデルです。今回フラグシップモデルと言えるiD44mk2がアップデート。
iD44mk2は20in / 24outにADAT入出力を2系統搭載。4系統のclass-A Audientコンソール直系のマイクプリを搭載。このサイズのIOの中ではフルボリュームな仕様です。サイドボディにはギターやベースを挿入できるDIインプットが2系統、アンプが独立したヘッドホン端子が2系統搭載(ヘッドホン端子1には3.5mmステレオミニ端子もあり)。ボディカラーもシルバーからダークグレーに変更され2016年以降のMacと親和性の高いモデルとなっております。
注目点としては、他の次世代iDシリーズ同様に一新されたAD/DA。AUDIENTによると、今回のAD/DAのアップデートによりTHD+N特性が9db改善しており、旧iD44よりもノイズや可聴歪みが減少することに成功。より正確なモニタリングが必要な音楽制作の環境によりマッチした仕様にアップデートしております。
またAUDIENTの名を世界中に広めたコンソールに内臓されるマイクプリがそれぞれ4系統搭載しており、新たなAD/DAとよりマッチする仕様になっております。
ここまで言われると、サウンドは気になりますよねぇ…Rock oNではiD44mk2発表後にサウンドを体験いただけるイベントを企画中です!こうご期待!!
Evo16
NAMM2020にて発表されたevo4、evo8の上位モデルと言えるevo16が展示。8系統のラインin/out、8つマイクプリ、2系統のADAT入出力を備えるモリモリな仕様となっており、フロントパネル搭載されたLCDディスプレイによりチャンネル制御、メーター、ファンクションを制御することが可能です。
もちろんevoシリーズの目玉であるスマートゲイン機能も搭載しており、本体が適したゲイン量を自動で調整してくれるので、ある程度のクリップは防いでくれます。
またevo16はオプションのラックイヤーをつけることにより、ラックケースに収めることことも可能です。
ASP4816
NAMM会場で先行展示されていたASP4816も展示。こちらは同社レコーディングコンソールのASP8024を元に、機能・外観をよりモダンな仕様に仕上げたモデル。新機能であるVintage Mix BusやBass Expandなど、”ローエンドを汚すことなくパンチを加えることが出来る”現代的なミックスが出来る構成が考慮されています。
記事内に掲載されている価格は 2022年6月5日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ