本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン
head-love Created with Sketch. CREATOR
レポート
05
Jun.2022
レポート

NAMM2022:Focusrite

DSCF14091

Focusriteブースには新製品Vocasterシリーズが展示。Vocasterはポッドキャストコンテンツに特化したオーディオインターフェイスで、Scarlettシリーズやclarettシリーズとは異なる仕様になっています。

まずトップパネルにはマイクレベルを自動で設定してくれるオートゲインボタン、3種類のプリセットで声の成分をカスタマイズするエンハンスボタン、音声をシャットアウトするミュートボタンが設置されおり、他のモデルよりもより直感的に利用できるようボタン配置がされています。これらの機能は2つのツマミで調整することにより、適切な音声を配信元に出力することが可能に。

DSCF1419

バックパネルを見てみても、ライブストリームに特化した非常に潔い入出力です。面白いのはカメラのアイコンが目立つカメラ出力でVocasterの音声を撮影用カメラへ送り出すための端子が用意されています。接続は3.5mmステレオミニなので、一般的なカメラのマイク端子に出力することができますね。

DSCF1416

Vocasterの各機能はユーティリティーソフトウェアのVocaster hubにて細かく調整することが可能です。既に音楽を作っている方は一眼で操作することが出来るのではないでしょうか。

DSCF1414

Vocasterシリーズはマイク入力が1系統のVocaster ONE、2系統のVocaster TWOが用意されており、Vocaster TWOはHost・Guest用にヘッドホン端子が2系統用意されています。それぞれマイク・ヘッドホン・ケーブルが付属するStudio Packも用意されており、これからサウンドに特化したライブ配信をしたい方にも導入しやすい機材となってます。

シマモン 現地からのコメント
VOCASTERという製品名の通り、音声配信のクオリティをワンランク向上させるのに特化したツールです。昨今、自動で音声の入力レベルを調整してくれるオートゲイン機能のついたインターフェースが増えてきているような気がします。これまでポストプロダクションで音声編集をやっていたという方は、大幅にその手間が減り、そうした作業をあまりやっていなかったという人も、全体的な品質向上につながると思います。また、PCからの出力を入力可能なループバックも搭載しているので、BGMやポン出し用に別の機材を追加する必要がないというのも便利なポイントです!

日本国内でも予約を開始しておりますので、これから配信をお考えの方は是非ご検討ください。

DSCF1423

DSCF1405

Focusriteブース、他にはRED 8 LineやRED 16 Line、A16RなどRED NETシリーズが勢揃い。隣にはFocusriteグループの機材構成でまとめられた制作キットがまとめられております。

記事内に掲載されている価格は 2022年6月5日 時点での価格となります。

最新記事ピックアップ

NAB 2024 Day 4 : Audio-Technica
Audio-Technicaブースにはモータースポーツの収録に適したマイク、BPシリーズがレーシングスーツと共に展示されてます。中央のBP4027はステレオ仕様のショットガンマイクで、単一・双指向性に対応した高感度ユニッ [……
NAB 2024 Day 4 : OWC
OWCブースにはCP+2024でも展示されていた、OWC Jellyfishシリーズが展示。 SSD NASシステムとして主に法人・システム案件に活用される機会が多く、最大容量120TB、速度はRead / Write [……
NAB 2024 Day 4 : Sonnet Technologies
Sonnet Technologiesブースには、Thunderbolt 5 eGPUの看板が!Thunderbolt 5は”双方向80ギガビット/秒(Gbps)の帯域幅を実現し、Bandwidth Boos [……
NAB 2024 Day 4 : Libec
Libec(平和正規工業)ブースには先々月発売されたTH-Vが展示されています。5万円と他のビデオ三脚とくらべ安価ながら、最大搭載重量は5kgまで搭載でき、無段階可変フリクション、Snap ON / OFF Plate、 [……
NAB 2024 Day 4 : Amazon Web Service
Amazon Web Serviceのブースでは、映像スイッチング、オーディオミキシング、グラフィックスやキャプション編集をAWSの仮想プライベートクラウド(VPC)内のインスタンスで行うSony M2L-X クラウド・ [……
NAB 2024 Day 4 : SONY
NAB Central Hallの最奥にひときわ大きなブースを構えているのがSONY。私がNABに行き始めてからずっとこの場所にあるので、まさに定位置。今年もひときわ大きなブースで様々なソリューションを展開しています。 [……
NAB 2024 Day 4 : Cerevo
Cerevoブースには新商品であるFlexTall Proの姿が!FlexTall Proは有線・ワイヤレスに対応したタリーランプで、有線の場合はEthernetによるPoEに対応。ワイヤレスの場合はランプ1台を親機とし [……
NAB 2024 Day 4 : WavesLive
2024NAMMショーでも話題になったオールインワンのプラグイン・エフェクトラック、WavesLive SuperRack LiveBoxの実機をLawoブースで確認することができました。背面の端子類を確認できたのは、こ [……
NAB 2024 Day 4 : 3PlayMedia
NAB 2024のIT系の企業が集まるWest Hallで面白いソリューションを展開しているメーカーが有りましたのでご紹介したいと思います。その名もAI DUBBING。メーカーは3PLAY MEDIAという会社。 ht [……
NAB 2024 Day 4 : SENNHEISER
ゼンハイザーは、ロケーション用のマイク、ワイヤレスといった製品を中心に展開。その一角には、もちろんNEUMANNも。さらには、グループの一員となったMERGINGの姿もありました。 Neumannコーナーでマイクは別の場 [……
NAB 2024 Day 4 : Salsa Sound
IBCでもレポートをお届けしたSalsa Sound。汎用PCベースで、MPEG-Hのエンコードの出来るこのアプリケーションですが、MPEG-Hのオブジェクト性と同様の考え方で、同時に5.1chと2ch、更には、ナレーシ [……
NAB 2024 Day 3 : GB labs
海外レポートでも毎回取り上げているエンタープライズ向けNASのメーカーGB labs。汎用性の高さとその高速性で国内でも多くの導入の見られるNASサーバーの一つです。そのGB labsの最新ソリューションであるNebula NASをご紹介し…
Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company