SteinbergからVST Connect Proが発売されました。
VST Connect ProはVST Connect Pro はスタジオクオリティのリモートレコーディングをインターネット経由またはローカルネットワークで実現するソフトウェア。オーディオファイルの暗号化転送、マルチチャンネル対応により、安全、快適かつ創造的なセッションを可能にします。
ウェブカメラがあれば、ライブビデオストリームによりコントロールルームとスタジオブースさながらのやりとりを行え、演奏者のキューミックスやトークバックの調整も、あたかも相手が近くにいるかのように実行可能です。
動作条件として、Cubase 7 もしくは Cubase Artist 7を仕様する必要があります。購入はSteinberg オンラインショップ で、¥19,800にてダウンロード限定販売されています。
VST Connect Pro 特徴
・世界中のミュージシャンやプロデューサーとのコラボレーションを実現
・サンプル単位の同期が可能な P2P 接続
・MIDI 対応: 相手との MIDI データ送受信が可能
・暗号化転送: 大切なオーディオデータを保護
・マルチチャンネル対応: 最大16チャンネルのリモートレコーディング
・最大 192 kHz に対応: 大容量の非圧縮オーディオファイルのダウンストリーム転送に対応
・キューミックスセクション: 最適な録音環境を提供
・LAN 対応: ローカルネットワークでの接続にも対応
・VST 3 対応: VST インストゥルメントを使ったレコーディングが可能
・パートナー用アプリケーションを無償ダウンロード提供: レコーディング側の Cubase とリンクし、ミュージシャン側が演奏に集中できる環境を提供
VST Connect Performer
VST Connect Performer は VST Connect Pro からリモートコントロール可能なクライアント側アプリケーションです。クライアント側のミュージシャンは音楽の演奏に集中し、録音作業はホスト側のエンジニアに任せることができます。また、たとえコラボ相手が Cubase のユーザーでなくても、Mac / PC どちらのユーザーであっても、インターネット接続さえあればリモートレコーディングが可能ということです。
VST Connect Performer には MIDI データや VST インストゥルメントを扱い、VST Connect Pro セッションにリアルタイムで送受信する機能があります。またセッションデータの安全性を保つため、VST Connect Perfomer は録音データをローカル(クライアント側)に保存するため、たとえネット接続が途切れた場合も、それまでの録音データが失われることはありません。
Studio Pass
パートナーやプロデューサー、依頼人とのやりとりをより密接に行えるのが、無償の iOS アプリ Studio Pass です。レコーディングセッションが終わったら、相手に Studio Pass を使って VST Connect にログインしてもらい、Cubase で行ったミックスダウンを相手の iPhone に送って聴いてもらいましょう。
ビデオとトークバックを備えた Studio Pass なら、相手がどこに居ても iPhone 経由でミックスの感想をもらったり、ファイナルミックスを決めることができます。さらに、プロデューサーにはレコーディング中に Studio Pass を使ってセッションに「立ち会って」もらうことさえも可能です。
VST Connect Proを活用するフォーラムができてそこで様々な交流が生まれることでしょう。今後の展開を想像するとワクワクしますね。あとこれから欲しいのはVST Connect Proのようなネットワークシステムでありながらもレイテンシー無しで複数人のミュージシャンがセッションを楽しめるシステムですね。VST Connect Proのようなマルチトラック録音機能があればさらにすごいことができるはず。期待しています!
VST Connect Proが発売開始!自宅にいながら世界中のミュージシャンとコラボが可能に!
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記事内に掲載されている価格は 2013年11月18日 時点での価格となります。
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