継続するDave Smith Instrumentsとの共同開発。TRAIZ 第二弾はなんとProphet-6直系のアナログモノフォニックシンセでした!
今回初登場のPioneer TRAIZ AS-1はグルーヴマシンとしての側面を強く感じさせる製品です。TRAIZ SP-16は主にカーティス製チップ搭載のアナログフィルター部分にのみDSI色がありましたが、今回はオシレーター、フィルター、そしてエフェクトもProphet-6のサウンドを引き継いでいます。
まずオシレーターはProphet-6 のアナログ・ディスクリート回路をベースに共同開発されています。ピッチやエンベロープなど主要な変調パラメーターはシグナルフローを見ての通り、全て内部CVコントロールとなっています。外部MIDIを受けた場合でも、エフェクト以外の内部のオーディオシグナルパスは全てアナログ領域が保たれています。2VCOは搭載波形は三角波、鋸(ノコギリ)波、矩形波で連続可変が可能。連続可変可能があるところがDSIですね。
またエフェクト部もProphet-6直系。勿論バイパスもできます。このサイズ〜価格帯のアナログシンセでトゥルーバイパスできるエフェクトが付いているというのはなかなか珍しいモノがあります。Goodポイント!
気になるのがシーケンサー部ですね!最大64ステップのシーケンサーはステップ入力とリアルタイム入力に対応。鍵盤部分のインターフェースはKORG Volcaシリーズに近いタッチパッド式。SCALEモードがあるので少ない鍵盤でも多彩なスケールでムーディーな演奏ができそうです。
DSIのシンセサウンドを搭載したグルーヴマシンといえばTEMPESTがありますが、このあたりのスケール機能は近いものを感じますね。どちらもシーケンサーにパラメーターロックがあったら、、などと考えてしまいます!
またせっかくのカーティスフィルターなので外部Inputがあったりしたら、さらに面白いと思いました。
非常に筐体も小さいので、TRAIZSP-16のお供にライブ用に持ち運んだりProphet-08に対してのTETRAやMophoのように、Prophet-6のサウンドをデスクトップに気軽に追加できるモジュールとして存在感を発揮しそうですね!
なお、96kHz/24-bitのハイレゾ音源を再生可能で、フェス用DJプレイヤーと銘打たれたCDJ-TOUR1が圧巻の展示!こんなブースでプレイしてみたい!
近年劇的にユーザー数が増加しているRekordbox Dj。今後もDJ業界を盛り上げて欲しいですね!
Writer. Shibuya
Pioneer DJ
https://www.pioneerdj.com/ja-jp/product/production/toraiz-as-1/black/overview/
記事内に掲載されている価格は 2017年1月20日 時点での価格となります。
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