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Voyage Audioが、Dante対応2次AmbisonicsマイクロフォンSpatial Mic Danteを発売しました。
Spatial Mic Danteは8つのカプセルで音場全体を正確に捉える2nd Order Ambisonicsマイクロフォンで、内蔵のDanteオーディオネットワークによりレコーディングやライブ放送に柔軟に対応する出力機能を備えています。
●主な特徴
・8基のキャリブレートされた高品質なマイクカプセルを搭載
・Dante™オーディオネットワークによる簡単な接続とルーティング
・サラウンドサウンド、ambiX、バーチャルマイクの出力が設定可能
・最大192kHz/32bitのDanteオーディオネットワークインターフェース
・最大78dB-AのカプセルSNRと136dB Max SPLで静かな自然の音や大音量のコンサートをキャプチャーすることができます。
・バランスの取れたアレイのために個別にキャリブレーション
・高品質なCirrus Logic ADC&THAT Corp製アナログフロントエンド
・高解像度Skyworksクロック・スキーム内蔵32ビットXMOSプロセッサー
・DAWプラグイン(VST & AAX)とMicNet Controlアプリでリモート設定可能
4月7日発売予定で、ただいま予約受付中です!
With Dante Power
Spatial Mic Danteの開発では空間オーディオのワークフローを合理化することが最重要課題でした。Dante™オーディオネットワークは、標準的なIPネットワークを利用して、高品質な非圧縮オーディオをほぼゼロのレイテンシーで伝送します。
Dante™はイーサネットケーブル1本で高品質なマルチチャンネルオーディオを安全かつ確実に伝送することができます。Dante™に対応した数多くのオーディオ製品が発売されており、Spatial Mic Danteは、このオーディオネットワークシステムにネイティブ接続することが可能です。
MicNet Controlアプリケーション
MicNet Controlアプリケーションを使用することで、Spatial Mic Danteは1次Ambisonics、5.1 、5.1.2、7.1、バーチャルマイクのステレオ/モノペア等、様々なフォーマットで出力することが可能です。また、Spatial Mic Converterプラグインを使用することで 、より柔軟で高いクオリティを持った音声を出力することができます。
Mic Capusle Quality
Spatial Mic DanteはUSBモデルとは異なるカプセルを使用しています。どちらのマイクも8基の単一指向性のコンデンサーカプセル(エレクトレット)を採用していますが、サイズ、SNR(信号対雑音比)、最大SPLなどの仕様が異なっています。
Spatial Mic USBはSNR72dB-Aのカプセルを採用し、DanteバージョンはSNR78dB-Aのカプセルを用いています。これは1カプセルあたりのセルフノイズがそれぞれ22dB-A、16dB-Aに相当します。
それに対してSpatial Mic Danteは耐圧136dB-SPLの処理能力を持つカプセルを採用。機能面と性能面の両方において、フラッグシップに相応しい品質を有しています。
★Spatial Mic Danteで使用されているカプセルの周波数特性
記事内に掲載されている価格は 2023年4月3日 時点での価格となります。
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