広いブースでSONY 360 Reality Audio関連のパネルセッションを行っています。もちろん今週頭に発表された最新のプロフェッショナル・モニター・ヘッドフォンの最新作MDR-MV1も至るところに置いてあります。さらにはMDR-MV1と同時に発表された360VMEのデモが、専用ブースで体験できるようになっています。
Genelecで5.1chサラウンドが構築された部屋で、実際に360VMEの測定を行いその効果を体験することが可能となっています。外の他のブースの音がかなりうるさいので、測定を行うには最適な環境とは言えませんが、それでも十分にその実力を体感することができました。
これが360VMEの測定を行うための専用マイク。通称「バネマイク」と呼んでいるものになります。バネ状の針金の先端に測定用のマイクがついていて、これを耳の中に入れて固定します。まずはスピーカーからの音を測定し、その後マイクを装着したままヘッドフォンをかぶり、ヘッドフォンからの音を測定します。そしてそれぞれの測定結果からプロファイルを作成し、ヘッドフォン再生に適用するということになります。
こちらの詳細情報は、弊社で近日開始となる360VME測定サービスのご案内の中で詳しくご紹介できればと考えています。乞うご期待ください!!
ブースでは、このようにパネルセッションが行われています。360 Reality Audioの制作手法に関するものが多く取り上げられています。余談ではありますが、筆者もDay3にこのステージに登壇予定です。。。今から緊張してます。。。
そして展示の目玉は、なんといってもMDR-MV1。SONYの考えるイマーシブ世代の制作環境のリファレンスとなるモデル。NAMMの会場でもひっきりなしに誰かが視聴をしていました。注目度の高さがわかりますね!
実際に聞いてみるとMDR-CD900STに比べると全体的に広い帯域の再生が自然に行われている印象。MDR-M1STよりも少し柔らかな印象を受けます。オープンバックということもその要因かと思いますが、オープンバックらしいゆるさみたいなものは極力排除されている印象です。
ぜひともお試し頂きたい、この先長くリファレンスとして君臨することになるであろう製品です!!
SONY 360 Reality Audioの制作ツールである、360 Wolk Mix Creatorの展示ももちろん。改めて紹介するまでもないかと思いますが、SONY 360 Reality Audioを制作するために必須となるプラグインです。
他にもショーケースには昨年のInterBEEで発表となった最新のマイクSONY C-80が入っていました。C-800G、C-100と合わせて視聴できる状態で展示が行われていました。
SONY
https://www.sony.jp/
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記事内に掲載されている価格は 2023年4月14日 時点での価格となります。
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