先日発売されたMacBookがわれわれの元にも届きました!typeCのUSBポート一つと極めてシンプルな接続部やRetina標準搭載、感圧式パッドなど今までにないスタイルで、今からどんなことができるかワクワクしますね!
今回はラップトップではよく使われるAbleton Liveを立ち上げ、動作状況を確かめてみました!
早速Ableton Liveをインストールして起動しましたがソフトウェア立ち上がりはデスクトップと比較してもストレスを感じない速度だったと言えます。
また、スタートアップ時に開かれるデモソングですが、難なくプロジェクトは動きました。正直、Core Mの1.1GHzということで動作面は厳しいものがあるかな?と思いましたが、いたってスムーズ。想像以上に制作現場でも使っていけるのではないでしょうか。ちなみにこの時のCPU占有率は約30%。
どこまでプラグインをさせるかを次に検証。35トラックにLive内蔵のプラグイン・インストゥルメントを立ち上げ検証。すると、さすがにオークメーションを書くとCPUメーターが90%をこえ、さすがに重くなってしまいました。大容量音源などをよく使われる方には特に、マシンスペック不足を感じるのはやむを得ないと言えるでしょう。ただし、それでも音源を読み込むスピードは1秒とかからないぐらいで実に軽快です!
また、排熱については気を使いましょう!というのも今回のMacBookは「ファンレス」のために、周囲の環境によっては熱が逃げにくくなってしまいます。Liveを用いたライブパフォーマンスはなかなか難しいかもしれません。
またUSBのTypeCですが、上下の向きがなくなり挿しやすくなりました!
・・・が、外れやすいようにも感じました。今回サードパーティのType Cアダプタ経由でApogeeのduetをインターフェイスとして使用しましたが、USB感覚でつないだ際にきちっと挿さってないことに気がつかず、電源が入らなかった時は焦りました(笑)端子が細い分きちっと奥まで押し込む必要があります。
Liveの強みとも言えるセッションビューはMacBookでも使い方によっては抜群の性能を発揮します!
というのも、完パケや本格的な打ち込みではなくスケッチををパパッと仕上げたい時、思いついたフレーズからある程度形に起こしておきたいときなどは、持ち運びが便利な新しいMacBookはとても役立つでしょう。
新搭載のトラックパッドやキータッチは、MacBook Airなどとは全く違う感覚ですが、感圧パッドは感度調整を自分に合う形に調整可能なのと、キータッチは力がかからず慣れると手放せなくなりそうな魅力があります。
また、レコーディングなどの時にも、トラックがかさばらない時などはMacBookで十分だと言えます。素早い直感的な操作を手軽にできる組み合わせとしては新たなソリューションだと言えますよね!
また、将来の展望としてはiOSアプリとMac側のソフトウェアがよりシームレスに使用できるようになった時が楽しみですよね!お手軽同士で持ち運びもラクラクなら、そのiPadなどでは作り込めない部分をMacBookでサクッと直すなんてことも想定できます。
スケッチだけではなく、将来的には互いのデバイスが補助し合うことで、一つの作品を作り上げるということが隆盛するかもしれません。
今回、最新のMacBookでAbleton Liveの動作を検証してまいりましたが、さすがに本格的な制作には力劣りするものの、スケッチをサクッと作るときや、パーソナルな環境でレコーディングするときには十分足り得るスペックだと言えます。
またパーソナルな制作環境を持つクリエイター同士が実際に現場で制作する時、そのフットワークの軽さによって手軽にアイデアを持ち合えるのは大きな強みになると思います。
制作のサブのマシンとして、すぐにフレーズをまとめておきたい方にはお勧めできるデバイスです!!
記事内に掲載されている価格は 2015年4月28日 時点での価格となります。
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