5月16日〜17日に開催された 春のヘッドフォン祭り2015で、KORGはiPhone用のハイレゾ音源再生アプリ『iAudioGate』を発表しました。
Win/Mac対応の高性能オーディオフォーマット変換ソフト『AudioGate 3(有償)』から編集機能を省きプレイヤーとしての機能に特化させた『AudioGate 3 Player(無償ダウンロード)』がハイレゾリスナーに好評となり、その界隈でプレイヤーソフトとして認知されていたAudioGateシリーズですが、まさかのiPhone用ハイレゾアプリの発表でリスニングマニアはもちろん、音楽制作関係者の間でも話題となっています。
iAudioGateはAudioGateと同等のサウンドエンジンを搭載。肝心の再生フォーマットは以下の通り。
iAudioGateはAACやMP3などの非ハイレゾフォーマットをハイレゾ相当にアップサンプリングして再生。さらにiPhoneを別途DACなどに接続した際はDoPによるDSDネイティブ再生も可能にします。このスペックならばiPhoneを本格的なハイレゾプレイヤーとして使用できますね。
(※ただしiPhone単体では最大48kHzが最高。ハイレゾ再生には対応DACなどが別途必要です)
しかもiPhoneを使っているメリットとして、iAudioGateは先日発売したばかりのApple Watchで操作することができ、PCとのファイル転送のやり取りはAirDropやiCloud、Dropboxを経由してワイヤレスで行えます。
iAudioGateは今夏にリリース開始予定。iPhone 4S以降、iOS8の対応となります。
ハイレゾ音源のリリースが増える今、制作界は非ハイレゾ音源であってもミックスやマスタリングチェックをハイレゾ音源で行うことも普及しつつあります。リスニングはもちろんDSD制作の分野でも抜きん出て開発を続けていたKORGならではの開発力から生まれるiAudioGateの登場は制作者にとって、納品までのワークフローを変えるアプリとなりそうです。
KORG iAudioGate
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記事内に掲載されている価格は 2015年5月18日 時点での価格となります。
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