ステージキーボード YC61
ステージキーボードの再発明
小編成のバンドスタイル、いわゆる「コンボ形態」での使用を想定したヤマハコンボ、その名前を冠した初代のYC10は、ビートルズなどのバンドブームによって可搬性の高いオルガンへの関心が高まった1969年に発売されました。その優れた可搬性と、後のシンセサイザーにもつながる豊かな音色表現は多くのアーティストにステージで認められ、YC20、YC30と続くシリーズモデルや後のコンボピアノ CPシリーズ、コンボシンセサイザー CSシリーズといったステージで活躍するヤマハキーボードのさきがけとなりました。
必要とする基本音色が限りなくリアルである事、演奏に集中できるシンプルで機能的な操作性を備えている事、どんな現場にでも自ら持ち運べる高い可搬性がある事、そのような現代のキーボーディストのニーズに高い次元で応える新世代のステージキーボードとして、Re Inventing the stage keyboard ステージキーボードの再発明、この言葉をグローバルなキャッチフレーズとして、ステーキジーボードYC61は誕生しました。
NAMM2020で発表された情報はこちら3つの強力な音源方式
オルガン、ピアノ、そしてシンセサイザー、これらはステージで活躍するキーボーディストにとって欠かす事のできない基本音色。YC61はトーンホイールオルガンを追求した新開発のVCMオルガン音源、そしてアコースティックピアノやエレクトリックピアノなど、実際の楽器からサンプリングしたサウンドを高品位に再現するAWM2音源、そして多彩なサウンドを持ちダイナミックな演奏表現を実現するFM音源を搭載しており、基本音色をはじめとした、キーボーディストがステージ上で必要とする本物のサウンドを追求しています。
キーボーディストが必要とする鍵盤楽器サウンドを集約。YAMAHA CFXをはじめとした高品位なアコースティックピアノからCP80や往年のビンテージエレクトリックピアノなど、厳選のピアノを収録しており、これらはピアノサウンドの再現に最大限の力を注ぎ込み、昨年の3月に発売されたヤマハステージピアノCP88、CP73のサウンドクオリティをそのまま継承。そのほかにも、シンセ、ストリングス、ブラスなど、ステージキーボードに必須の音色群が収録されており、その中でもFM音源によって発音されるFMエレピやFMシンセサウンドはFM音源チップによってリアルタイムに合成・発音される本物のFMサウンドであり、サンプリング音源では再現不可能な高い表現力を備えています。
CP88、CP73から継承された One to Oneスタイル
コントロールしたいパラメーターに素早くダイレクトにアクセスできる「One to One」スタイルのユーザーインターフェースもCP88、CP73から継承されています。フロントパネル上にはオルガンセクション、キーボードセクション、VCMロータリースピーカーを含む、エフェクト・スピーカー・アンプ・リバーブセクション、そしてマスターEQが並んでおり、それぞれが独立したON/OFFスイッチを装備。各音源セクションのレイヤー設定や、トーンコントロール、エフェクトのパラメーターの調整などをリアルタイムかつダイレクトに行う事ができるので、プレイヤーが音色エディットなどの操作に煩わしさを感じる事なく演奏に集中できる環境を作り出します。パネルのセンターにはエディットしたオリジナル音色を最大160音色まで保存しておき瞬時に呼び出すことが出来るライブセット機能を搭載。
シースルータイプのドローバー
伝統的なトーンホイールオルガンの操作性と洗練されたイメージを兼ね備えたヤマハ独自の「シースルータイプ」のドローバーを搭載。ドローバーの位置と異なるセッティングを読みだした際にもドローバーに遮られることなくLEDの光が透過し、瞬時に設定を確認する事が可能。ドローバーのカラーは7色から選ぶことができるので、任意に設定登録しておくと音色によってカラーを変え、自分がいまどの音色を選んでいるのか理解するのも簡単です。
特有の音の飽和感や温かみを再現
YC61には実際の楽器やエフェクターなどの回路を、素子レベルの挙動までバーチャル回路上に再現するヤマハ独自のバーチャル・サーキット・リモデリング、略してVCMテクノロジーを元に新開発されたVCMオルガン音源と、VCMロータリースピーカーが搭載されています。アナログ回路を成功にモデリングする事で、トーンホイール・オルガン、そしてロータリースピーカーを組み合わせた特有の音の飽和感や温かみを再現しています。そしてトーンホイール・オルガンと並んで欠かす事のできないオルガンサウンド、トランジスター・オルガンのサウンドもFM音源によって再現。YC61はVCMオルガン音源、FM音源、VCMロータリースピーカーの組み合わせによって、ステージキーボードに求められるオルガンサウンドを網羅しています。
新開発のセミウェイテッド・ウォーターフォール鍵盤
鍵盤にはオルガンの表現力を最大限に引き出す、新開発のセミウェイテッド・ウォーターフォール鍵盤を搭載。表面部分のわずかなRと、ひっかりのない滑らかなエッジ処理はグリッサンドなどのオルガン特有の奏法にも最適。
ステージキーボードとしてのデザイン
コンパクトにまとめられたボディの重量は7.1Kgと、キーボーディストが自ら持ち運ぶことができる重さ。専用のソフトケースと組み合わせる事でライブハウスやスタジオなどに気軽に持っていく事が可能。ただ演奏されるためだけにデザインされたのではなく、アクティブに活動するキーボーディストが求める耐久性、機能性、シルエットを兼ね揃えたステージキーボードとしてのデザインがYC61に施されています。
写真はたった一人で軽々と持っているカット。ピアノ鍵盤の上に斜めに設置される事を見越して、本体裏にロゴを入れたというこだわり!!
本体はオープンプライス、同時発売となる専用ソフトケースSC-YC61は希望小売価格¥25000税別、いずれも5月発売予定。
メーカーサイトSteinberg UR24C
2 X 4 USB 3.0 AUDIO INTERFACE
UR24C は、音楽制作を行うすべての人にとって最高のパートナーです。上位機種譲りの D-PRE マイクプリアンプや HI-Z 端子、ファンタム電源、MIDI 入出力、DSP によるレイテンシーフリーのモニタリングとエフェクト、そして Mac / Win / iOS / iPadOS で使える万能性。32ビット整数 / 192kHz という新次元のサウンドクオリティは、あなたのパフォーマンスの息遣いを、余すところなく捉えます。ギグバッグにも入るモビリティと、付属の Cubase AI をはじめ幅広い DAW 対応により、ホームスタジオからツアー先まで、どんな場所でも活躍するでしょう。
新しいモニターモード
UR24C が搭載する2つのモニターモードは、録音に加えて DJ プレイにも最適です。DJ モードでは DJ ソフトウェアの Master と Cue を MIX ノブでバランスを取りながらモニターし、次のトラックに備えることができます。さらに Split / Stereo 切り替えにより、ヘッドフォンの右から Master、左から Cue という独立モニターも可能です。それに加えて、コンパクトかつ強靭なボディに凝縮した高音質コンポーネント、USC Type-C 接続、iOS/iPadOS 対応などの高い汎用性と機動性が、クラブでの使用に応えます。
コンパクトなボディに凝縮したハイクオリティサウンドと機能、そしてコンピューターから iOS デバイスへの幅広い対応。音楽制作からクラブやステージでのパフォーマンスまで、クリエイティビティをさらに自由に。
想定売価:¥22,000(税別) 4月22日(水)発売予定、4月15日より受注開始
メーカーサイトnord wave2
前機種nord waveはNord Leadの進化系として、様々なサンプルをオシレーターとして使用でき、幅広いサウンド・バリエーションを獲得したバーチャル・アナログ・シンセサイザーです。今回発表されたnord wave 2は、バーチャルアナログ音源、サンプル(ユーザーによるインポートも可能)、FM音源(最大4オペレーター)、ウェーブテーブルといった、4種類の音源を持つ48ポリフォニック・ボイス仕様の61鍵シンセサイザーです。
nord wave 2には、4つのレイヤーパーツすべてのボリュームまたはパンを一度に簡単に制御できるフェーダー付きのプログラムレイヤーセクションがあります。レイヤーセクションには、レイヤーのクイックフォーカス、パンコントロール、ソロおよびマルチ編集のための便利な機能もあります。
Nord Sample Editor 3で、どんな音でも持ち運び可能に!
特筆なのは、自分でサンプリングした音を鍵盤にマッピングして、nord wave2本体に転送して演奏できる機能です。パソコンで使用するサンプリングソフトの場合、パソコンとMIDI鍵盤のセットで使用する必要がありますが、nord wave2に必要な音を転送しておけばライブにパソコンを持っていく必要はありません。ビンテージのアナログシンセを使用している方は、ライブで使用する音をサンプリングしておけば、現場に重たいアナログシンセを持っていく必要もなくなるのです!サンプルセクションには1GBのメモリーがあるので、様々な音を音源にしてしまう事が可能です。
価格:オープンプライス 国内発売時期:2020年 夏頃予定
メーカーサイトEarthQuakerDevices
アフターニースは沢山のショートディレイを重ねて得られる効果を利用したリバーブです。洞窟の中に居る様な錯覚をさせるリバーブや、ショートディレイが散りばめられるリズミックで不思議なリバーブまで、今までのリバーブの概念を覆すエフェクターです!
価格:オープンプライス。2020年4月15日発売
メーカーサイトSunn O)))とEarthQuaker Devicesの限定版ペダル、Life Pedalがペダルボード上にコンパクトに収まるサイズで戻ってきました!こちらは2019年に発売後直ぐ売り切れになった限定のLife Pedalと全く同じ回路ですが、Octaveの混ざり具合を外部エクスプレッションペダルで操作可能で、電子リレースイッチ仕様のトゥルーバイパスのFlexi-Switch®が搭載されています。
価格:オープンプライス。2020年1月16日より発売中、世界2500台限定生産
メーカーサイトアフターニースは沢山のショートディレイを重ねて得られる効果を利用したリバーブです。洞窟の中に居る様な錯覚をさせるリバーブや、ショートディレイが散りばめられるリズミックで不思議なリバーブまで、今までのリバーブの概念を覆すエフェクトです!元々はコンパクトペダルとして当社から発売されている物ですが、モジュラーシンセの一部として組み込める様に新たな機能を追加しました。アフター・ニース・モジュールは入出力系統の、Input、Output、Reflectのフィードバック用のSendとReturn、そして9個のコントロールを搭載しています。その内の4つはCV経由で外部からコントロール可能。各CVコントロールは入力されるCV電圧を調整できるノブが付いています。
アフターニースはアナログ回路ですが、エフェクト音はデジタルです。
価格:オープンプライス。2020年3月5日発売
メーカーサイトLine6 POD GO
クラス最高レベルのトーン
高い人気を誇るHXファミリーのギター・プロセッサーから継承したプロ・クオリティのアンプ/キャビネット/エフェクト・モデルが、クラス最高のトーンを約束します。サードパーティー製のスピーカー・キャビネット・インパルス・レスポンス(IR)をロードすることもでき、トーン作成に必要なオプションはほぼ無限と言っても過言ではないでしょう。
シンプルなユーザー・インターフェース
無駄を排したプラグ・アンド・プレイ・インターフェースとシンプルかつ直感的なワークフローにより、POD Goは非常に簡単に使うことができます。大型のカラーLCDディスプレイ、5基のプッシュ式エンコーダー・ノブ、8基のフットスイッチ、マルチ機能に対応するエクスプレッション・ペダルでサウンドの自在な選択、編集、コントロールができ、さらにもう1台エクスプレッション・ペダルまたは2基の外部フットスイッチを追加することで、より自由度の高いリアルタイム・コントロールが可能になります。
高いポータビリティ
驚くほど軽量でコンパクトなPOD Goはどこへでも簡単に持ち運びでき、ステージやレコーディング、リハーサル・スタジオでの使用など、どんな場面にも最適です。
スナップショット
スナップショットは、1つのプリセット内で最大4種類の異なる設定を保存することができ、通常プリセットの切り替え時に生じる音切れやディレイ/リバーブの残響音の途切れを起こすことなく、音色の変更を行うことができます。
厳選されたI/O
オーディオ接続には、バランス・ステレオ出力、Cab/IRブロックの前で分岐して出力可能なデュプリケート・アンプ出力、ステレオ・エフェクト・ループ、ヘッドフォン・ジャックに加え、4イン/4アウト・オーディオ・インターフェースとして使用するためのUSBポートも備わっています。
レコーディング・インターフェース機能
プロ・クオリティの4イン/4アウト 24bit/96kHz USBオーディオ・インターフェースが内蔵されており、コンピューターにダイレクトに接続して簡単にレコーディングを行うことが可能です。トラックのリアンプも簡単に行え、サードパーティー製キャビネットIRのロード機能がさらに多くの選択肢を提供します。
サードパーティー製IRのロード
サードパーティー製スピーカー・キャビネット・インパルス・レスポンス(IR)をロードし、あらゆるプリセットのシグナルチェーンに適用できるため、トーン作成に必要なオプションはほぼ無限と言ってもよいでしょう。
POD GO EDIT アプリケーション
POD Go Edit は、POD Go同様簡単に操作でき、素早くトーン編集が行えるMac®またはPC上で動作するリモート・エディターです。プリセット編集、IRのロードのほか、作成したトーンをエクスポートして共有したり、ファームウェア・アップデートも全てこのアプリケーションで行えます。
今春発売予定
メーカーサイト記事内に掲載されている価格は 2020年3月3日 時点での価格となります。
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