Rock’in MAILMANコラム〜芦沢英志 OTAKU ZANMAI〜【No.18】アナログサウンド

もうすっかり朝型人間になっちゃったよ～。4月から子供が幼稚園に通い始めたので、朝は絶対！起きないといけないのだ（笑。何年も夜型を続けてきたから最初はツラかったけど、お日様が昇ったら起きるのが自然だと気付いた！えっ・・

現在、秀逸なプラグインが増えて内部完結で仕上げる人も多いかと思う。ボクはアナログ機材が好きなので、今でもアナログのEQとコンプを使っているんだ。今回は、マスターにapi 5500というアナログEQを通して、デモ曲を仕上げてみたので聴いてみてね♪

まずは、ドラムとベースを組んでみた。

めずらしく？BPM135！たまに、このテンポ感の曲を作ると一人で盛り上がる～。キック/スネア/ハイハット/クラップのサンプルを、Battery 3に読み込んでリズムを作成。ベースは、Trilianの音色を2個重ねて作成。いつもの感じで、グルーブクオンタイズをかけてグルーブ感を出してみた。

ミックス時、AUX経由でキックなどをパラ出しして加工した。キックには、最近お気に入りのSound Toys / Decapitatorで少し歪みを加えてる。EQは、UAD-2/Neve 1073を使用。大体、上記の二種類がセッティングに入ってる！

ビョンビョン（パート1）鳴っている音色だけだと芯がなかったので、ガツ（パート２）っとした音色を混ぜてみた。同じくベースにも、Decapitatorを使って歪みを付加させてる。このプラグイン、大好きだわー（笑

で、シンセ音やFX系の効果音を足して、最終的にはこんな感じのデモ曲になったよ。

今回、マスターにapi 5500を使って質感を作ってみた♪ 低域をモチっとさせて明瞭感を出してみたけど・・どうかな？？シンセ音は、全てOmnisphere。イエー！そして、シンセ音にはSPL / TwinTubeを使って歪みを付加させてるよ。音に、何かしら歪み感を足す事が多いかな～。存在感が出るからイイんだけど、やりすぎは禁物かも？！時には、やりすぎもイイけどねー。

本物の？アナログ感っていうのは、アナログに通さないと表現できないので、プラグインと併用してデジタルとアナログの良いところを使ってバランスよく！音作りするのが個人的に大好き～。

そして、職人さんが作った素晴らしいアナログ機材は、プラグイン以上に綺麗にパキっとした音になるんだよ♪太く芯のある音にもできるしね。ロックオンさんの店頭に、色々なメーカーのアナログ機材が沢山あるので、店頭で試聴してみたら唸って思わず買ってしまうかも（笑

では～。またね～。

【No.19】アンビエント

芦沢 英志 プロフィール

株式会社リズメディアと専属作家契約を交わし、3年間在籍。歌曲制作、リミックスなどを多数手掛ける。

株式会社SNKに2年間在籍。ゲームソフトのサウンド開発（作曲及び効果音制作）に携わる。その他、6社のゲーム会社に在籍してサウンド開発に携わる。

現在まで、J-POP・CM・ゲームソフトなどの作曲 / 編曲 / リミックス及び効果音制作を行う。ゲーム関連は、iPhone/iPod touch / iPod / Play Station 2 / ニンテンドーDS / WIN など約60本程のサウンド制作に携わる。 楽曲制作に関しては国内だけでなく、海外レーベルや海外企業からオファーを受け、楽曲を提供しています。近年は、制作のみならずミックスダウンとマスタリングを自身で行い始める。def_house studioを運営中。