【PD安田レビュー】XLN Audio Addictive Drums 2の進化したポイントをレビューしてみました!


XLN Audio Addictive Drums 2が進化して更にインターフェースを強化して登場しました!Addictive Drumsは現在で13種類の拡張音源を発表してきて、ポップやロックのドラムサウンドから、JAZZ、ラテンパーカッション、そしてマシン系の拡張と、幅広い拡張音源を展開し、多くのクリエイターアイデア出しの助けとなっていたのでは無いでしょうか。

早速ですが約6年間ADを使用してきたPD安田がこの新しくなったAD2の進化したポイントをレビューして行きたいと思います!

Addictive Drums 2をダウンロード、そしてアップデート開始!

さて早速Addictive Drums 2へアップグレードを開始致します。今回上記の写真の様にこれまでADの拡張音源「FUNK」や「Retro」等を持っていた方はインストール同時に、全てVer.2へと新しいバージョンに上げる事が出来ます。

しかし旧バージョンのAddictive Drumsはアップデートされてもそのまま残り、またこれまで使用してきたプロジェクトでもそのまま旧バージョンを使用する事が出来ます。

ただ、エフェクトの機能や、キット構成もより追加できる様になっているので、ここは現在進行中のプロジェクトでもAddictive Drums 2に上げて制作をしていった方がよりメリットが大きいかと思います。

PD安田は拡張音源のRetro以外は揃えていましたので、約2時間ぐらいの時間をかけてアップデートする事に成功しました。寝る前に作業をしてしまったので徹夜作業でした…。

新しく追加された嬉しいポイントその1!「スタートアップ画面」

拡張音源もそれぞれVer.2へアップデートが完了していきましたので、新しくなったポイントを確認してきましょう!

まずAddictiveを立ち上げると、これまでキット画面からスタートし、左上のプリセットを選択したり、各パーツの音色を切り替えたり等をしてきましたが、今回Ver.2ではいきなりドラムの画像からスタートします。

この画面では拡張音源等で追加した音源のプリセット集が表示され、さらにそれぞれのパターンからエフェクトやバランスが調整されたプリセットを選択する事が出来ます。

始めに制作に取りかかる際、このように立ち上げるとドラムのプリセットを選択が出来ると言う点は、まさにこれからどんなドラムの音色で、どんなパターンにするか等の、アイデア出しに大活用する事が出来ます。

またデフォルトの状態で既に完成されているプリセットが用意されているので、音色選びにかける時間を大幅に短縮する事ができ、更にプリセットからオリジナルのプリセットを作成し、保存する事も出来るので、非常に使いやすくさらにクリエイティブなツールへと進化しているのが分かります。

個人的には最初にデフォルトの状態から、制作に使いやすそうな音色と設定を選んで、予めプリセットを用意してプロジェクトに挑みますが、今回新しいこのインターフェースでは、ビジュアル的にもインスピレーションが湧いてくるので、Addictive Drumsで用意されたプリセットを中心に完成していきたいと思いました。

新しく追加された嬉しいポイントその2!「ドラムパーツ数UP!」

今回の新しいバージョンを使用して、特に嬉しかったポイントはズバリ、ドラムキット内で使用できる音色が増えた事です。

旧バージョンではシンバルは3つ、そしてパーカッションは1つと、1プラグインにつき、使用できるパートに限りが有りました。

特にドラムではスプラッシュシンバルや、チャイナシンバル等、エフェクトシンバルも多数必要な場合も有るため、以前のバージョンではAddictiveを2つ立ち上げたり、KOMPLETE BATTERY等を使用してカバーする必要が有りましたが、新しくなった事により、シンバルが最大5つ、ライドが2つ、そしてパーカッションでは「FLEXI」へと変更され、パーカッション以外の音色も立ち上げる事が可能になりました。

もちろん、それぞれの音色に対して個別のエフェクトも掛けたり、レベルの調整やピッチの変更も可能です。

これだけのパートが有れば1つのプラグインだけでも十分な音色をプリセットできるので、Addictiveユーザーはもっとも嬉しい機能では無いでしょうか!

しかしPD安田はこれまで通りAddictiveトラックを2つ作って制作していきますが、パートが増えたのでエフェクト系を中心としたプリセットとして、エフェクトドラムとして面白いアレンジや曲中のアクセントに使用していきたいと思います。

新しく追加された嬉しいポイントその3!「エフェクト編」

そして新たに追加された機能として、エフェクトも以前と比べて掛けれるコンプやサチュレーションの数が変わったのと、更に注目すべき点は「Noise」項目が追加されました。

タイプには「Tube U47 & Tape」や「JB White Noise」等々、8種類のノイズをエフェクトとして個別にそれぞれ加える事が出来ます。

もちろんこのノイズレベルも調整できるので、全体的にノイズが乗っかった古くさい雰囲気のドラムに仕上げたり、また少し加える事で、曲全体の混ざり方を調整する事が可能になります。

ソフト音源のなかでもこういったパラメーターを調整できる音源は少なく、プラグインエフェクトや、ノイズの音源を使用したりしましたが、Addictive Drums 2でノイズも自由自在に加えたり、主張したりする事が可能になりました。

さらにインターフェースの使い易さでも、エフェクトの欄を見るよ分かるように、チューブの画像が入っており、また右と左のアイコンで、エフェクト内容の変更をする事が可能になり、MIXツマミで歪みの混ぜ具合も調整が可能です。

もちろんCOMPに関しても、これまでのAddictiveと同様の深い掛かり方をしますので、これまでのように「OH」にがっつり掛けたドラム全体のアグレッシブなサウンドも表現が可能です!

これも、Addictiveならではのサウンドなので、是非有効的に使用したい音色ですね。


Addictive Drumsを中心に紹介をしてきましたが、ドラム音源の中でも動作も軽めで、またユーザーインターフェースが非常に分かりやすく使い易いドラム音源となっています。

またVer.2からは拡張音源だけの購入でも、Addictive Drums 2が同時に手に入るので、気になっている拡張音源がありましたら是非ご検討ください!

★第2段「PD安田のBFD3レビュー」も絶賛公開中!


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