• 2014.11.25

KORG New Products Showcase Live 2014!全世界待望の新しい KRONOS、実機を触って来ました!表現力が格段にUPしたSGX-2音源等見所満載!



KORGの注目の新製品の「新しいKRONOS」が登場するライブ形式の新製品発表会に行って来ました!

上質な木枠をまとい、奥行きのシャープになった新星KRONOS。ベルリン・グランドを加えた新しいピアノ音源SGX-2や従来のKRONOSの操作性を覆す、タッチ・ドラッグなど、生まれ変わったKRONOSの魅力をたっぷりレポートします!


新たな表現が生まれる、重厚なグランドピアノサウンド!

従来のKRONOSの時点で既に高い評価を得ていたアコースティックサウンド。大容量メモリーを使用したループ無しのステレオサウンプルを全鍵盤で実現。そして今回新たにベルリン・グランドが加わりました。早速ヘッドホンで試聴しましたが胴がしっかりと響くタイトな音色でした。

ジャパニーズ・グランド等に比べ、単体でもしっかりならせるサウンドが好印象。ステレオ感も素晴らしく、まさしく空気を感じるサウンドでした。

展示場所が静かな場所だったからか、音にやたらと存在感(耳元にピアノがある感じ)があったのですが、メーカーの方にその点を伺うと、新開発の「ストリング・レゾナンス」が鍵だという事が分かりました。

アコースティックピアノは打鍵時に様々な部分に共振が起こります。新しいKRONOSではその共振の場所や音をシュミレートし、鳴らしているため本物と錯覚するような存在があります。

また視覚的にも共振している場所が表示されるので、演奏時に力の強弱でコントロールしてみも面白いでしょう。

またプレイヤーが待ちに待った「ウナ・コルダ(ソフト・ペダル)」を新たに搭載。

こちらもまたリアルっぷりが素晴らしくペダルを踏み込んだ音も再現されています。また踏み込みと同時にディスプレイのペダルも上下します。

あの名曲をそのままのサウンドで堪能「ソング・プログラム」

個人的に楽しみにしていた新機能!KORG KingKorgでUnderworld 「Rez」のレイビーなシンセサウンドを聴いた時から、KORGは面白い事考えるな〜と感じていましたが、新しいKRONOSにもそんなプログラムが搭載されてしまいました!

やはり名曲のサウンドは純粋にテンションが上がりますよ。「ソング・プログラム」は勿論ただのサンプルではなく、KRONOS内の高品位なエフェクトを総導入し、また複雑なエンベロープやレイヤーでがっちりと書かれたものなので、サウンドプログラミングの勉強にもなります。

筆者は人目もはばからずYazoo 「Don’t Go」のプログラムに大興奮。ワイドレンジなブラスにショートディレイが掛かったあのサウンドがバッチリ再現されていました。

マハラジャに踊りに行きたい衝動を「Time After Time」プログラムで何とか落ち着けながら、名曲のサウンドに酔いしれました。
また「アーティスト・シグネチャー・プログラム」ではプレイヤーごとの代名詞的なサウンドが搭載されています。
Herbie’s “Butterfly” EPと名付けられたエレピが素敵でした。

Herbie Hancockの名曲「Butterfly」に登場するエレピを模したと思われるサウンドは蕩けるような味わいで、デモンストレーターとして登場したKan Sano氏の素晴らしい演奏も相まって極上のヴァイブスを感じました。

新しいKRONOSはエレピやオルガン系が本当に強いですね。ディストーション系の内蔵エフェクトやワウ系の乗りが良いと感じました。

操作性が格段に向上!タッチ・ドラッグ機能

KRONOSはなれていないと音作りが中々難しいという印象がありました。

何しろエディットできるパラメータが膨大で、ディスプレイ上のパラメーター窓を指で触って選択し、ツマミもしくはフェーダーでバリュー調整という作業は、ある程度の忍耐を要求する物でしたが、今回新たに搭載された「タッチ・ドラッグ」によって大幅に使い易くなりました。

パラメーター窓を指で触って、そのままその指を上下に動かす事でバリューの調整ができる様になりました。また、PANの設定やグランドピアノの蓋の開け閉め、そしてMOD-7のパッチングでも大活躍。

パッチされたディスティネーションを指をスライドさせる事で変更できる様になりました。
私もKRONOSユーザーですが、正直感動しました。

便利なセットリスト機能

今回からプログラムやコンビネーションを1タッチで保存/呼び出し可能なセット・リスト・モード搭載!保存したセットは16個のボタンで呼び出すことができます。ボタン表示は16/8/4とワンタッチで切り替える事が出来ます。

またメモもできるので、セッション時にコード進行やテンポを書いておいたり、ちょっとしたネタを書いておいたりできます。文字のサイズも切り替えられるのでステージ上でも安心です。

カラーが増えて見易くなりました。テキスト入力にはUSB接続でキーボードを使う事も出来ます!
多彩な機能強化によって更に表現力がUPした新しいKRONOSはいよいよ11月28日に発売です!
絶賛予約受付中!




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