Rock oN Product Review 〜Roland JD-Xi〜


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アナログとデジタル、2種類の音源を搭載したクロスオーバーシンセサイザー”JD-Xi”の魅力に迫ります!

多彩なサウンドメイクが魅力のJD-Xiは、SuperNatural音源同等のインストゥルメントサウンドはもちろんのこと、リズムシーケンスの構築や、昨今トラック使用頻度の上がってきている、注目のボコーダー機能まで多彩な機能をコンパクトな筐体に詰め込んだシンセサイザーです!

それでは早速、試奏していきましょう!

JD-Xiの要注目ポイント!

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1、コンパクトな筐体に豊富に搭載したサウンドメイクツール!

上記の白枠内が本機のメインセクションとなる、アナログシンセ+デジタルシンセ+DRUM音源の切り替えスイッチになります!正直これだけの機能で実勢売価¥54,000は非常にお買い得です!

2、操作性を重視した、シンプルなユーザーインターフェース!

通常のアナログシンセでは、おなじみのパラメータADSRですが、通常4フェーダーで搭載されることが多いこのパラメーターを、JD-Xiはなんと1つのエンコーダーで実現しています!

実際に使用してみると、非常に考え抜かれたバランスとなっており、サウンドメイクにおいて非常に即効性の高い要素となっていました。

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シンプルなインターフェースはもちろんエフェクト部分にも言えます。

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コンプレッサーやFuzzなどのサウンドメイクにつながるEffect1につづき、FlangerやPhaserなどのサウンドエフェクト、空間系のDelay、Reverbの構成です。

複雑な設定は省略し、シンプルな構成に徹することで、リアルタイム性を求められるLIVEシーンでの使用にとても合致する作りとなっているのがわかります。

より、複雑なエフェクター処理を使用したい場合は、PCに取り込むか、外部エフェクターを導入すればいいので、この振切りの良さが非常に使いやすいと思います。

 

3、常に最新のサウンドやパターンが提供される”Axial”サイト!

動画内でもご案内しておりますが、,RolandのIntegra-7やFAシリーズなどの音源は、”Axial”という音色ライブラリーサイトで、アップデートデータが配布されており、記事執筆時点では、JD-Xiのライブラリ拡張データはありませんが、今後最先端の旬のサウンドを提供していくことがアナウンスされています。

最先端の定番音色を随時追加することで、いつまでも新しいサウンドメイクツールとして活用できるのは非常に大きな魅力ですよね!

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3、打ち込みもリアルタイムもOK! 多彩なシーケンス作成方法!

フレーズ作りは、演奏情報をどのような形で入力するのかによって大きく作用されますよね。

クオンタイズがしっかりと効いたステップ入力、オリジナルなグルーブが作れるリアルタイム入力、リズムマシンのように小節単位で入力するスタイルなど、それぞれに得意な面があり、イメージするサウンドよって使いたい入力方法があるはずです!JD-Xiはそのいづれも可能です。(最大4小節)

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しかも、

シーケンサーには鍵盤の演奏情報だけでなく、つまみを動かした情報も記録可能です。

オススメの使用シーン!

1、LIVEはもちろんのこと、制作時の新しい音源モジュールとして導入。

JD-ZiはUSBケーブルでPCと接続することで、MIDI信号とPCのオーディオの両方を送受信することができるので、ノートPCとJD-Xiの組み合わせで、自由なライブ演奏が可能。他社製のコンパクトキーボードの多くにはない機能なので、JD-Xiならではの大きな特徴とも言えます。

本体には、RolandならではのTRシリーズのドラムサウンドを始め、デジタルシンセでも、INTEGRA-7などに採用されるSUperNaturalサウンドを搭載しており、その即戦力の音色を、制作時の音源モジュールとして導入するのも非常にオススメ!

 

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2、ギタリストの新しいシンセサウンドツールとして導入!

EDMシーンをはじめ、シンセサウンドが、楽曲の大きな主軸となっているジャンルがもりあがりを見せている昨今の音楽事情。普段はフロントマンとしてパフォーマンスするギタリストも、今後シンセサウンドをいかにうまく取り込むかが、鍵になってくることは間違いありません。

これまで、シンセサーザーに触れたことがない方も、アナログ、デジタル両方のシンセを搭載した本製品からLIVEシーンに導入してみるのは、新しいサウンド表現のツールとして非常にお勧めです!

もちろん、本体にはアルペジエーター機能もあるので、指一本でもシンセらしいフレーズも、すぐに形になるので、鍵盤を弾くのに自信がない方もぜひ一度お試し下さい!



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