ひときわ大きなブース展示をしていたShureからは様々な新製品が登場です。
まずはShureの代表作であるSM58-50A。もはやレジェンドですね。学生時代の機材がわからなかった頃「とりあえずマイクはSM58を買え!」と先輩に言われたのを思い出しましたが、そのくらい50年にわたり圧倒的なパフォーマンスで定番となったSM58。
刻印された「50th Annibersaty Edition」の文字が輝かしいですね。日本でも出荷が始まっているので、すでに手にしてる方も多いのではないでしょうか。
そのほかにも、Shureが8年の歳月をかけて開発したHeadphone AmpのKSE1500が大きく取り上げられていました。付属品にはUSB Micro to Lightningのケーブルも付いているそうで、iPhoneでも使用できるとのこと。もちろん、Line Inputもあるので、iPhoneだけでなく様々な機器を接続することが可能。
もちろん本体でEQを調整することも可能。そのほかにプリセットも5つ用意されているので、ソースによって使い分けることが可能。
そして、大きなブースのなかでも、ひときわ大きなスペースを取っていた商品がこちら。
ついにShureがスピーカーを出したか!?と思ってしまいました。これ、一見天井スピーカーに見えるのですが、実はマイクだそうです。
「MXA910」という型番のこのマイク。この角度でうっすらとマイクが写り込んでいましたが、1枚のパネルに8つのマイクが仕込まれています。
Dante接続で音声が転送され、コンピューターで完全制御となります。
楕円に広がっているのは、マイクが集音する範囲と場所を決めています。写真ではマイクの周辺に対して指定していますが、近くだけではなく、離れた場所の集音も可能とのこと。デモンストレーションでは、5~10メートルぐらい離れた場所を見事に集音していました。
マイクのGain調整は自動で行うことができ、さらにそれぞれのマイクのボリュームを設定することが可能です。
集音をしながら位置を移動する、ということはできないそうなので、人の動きが少ない会議室などはこういった設備を使用することで何本ものマイクを設置する煩わしさは無くなります。見た目もすっきりしていいですね。
ほかにも、ワイヤレスシステムシェアを二分するShureならではのAXTシリーズなどワイヤレスシステムの展示がありました。もちろん、AXTシリーズはDante対応。
先日ソフトウェアのアップデートが発表されたMotivシリーズも展示がありました。実際にiPadに接続されたMV88ではその違いを体験することができました。
常に新製品の開発に余念のないShure。8年の歳月を掛けて開発されたKSE1500や、コンシューマー向けのMOTIVシリーズなどから始まり、展示会ならではのデモをしていたMXA910など、幅広いユーザーに様々な製品を提供し続けています。次に出してくるのはどのような商品でしょうか。楽しみですね。
Writer. Akao
SHURE
https://www.shure.co.jp/
記事内に掲載されている価格は 2016年10月3日 時点での価格となります。
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