Rock’in MAILMANコラム〜芦沢英志 OTAKU ZANMAI〜【No.03】ループとワンショット

ハロー！オッチャンだよ！Twitterでは、オッチャンって呼ばれているんだ（笑）。みんなは、Twitterをやっているかな？！やっていたら、オッチャンに絡んでね～。

今回は、リズムをプロっぽく？仕上げるコツを書くね。コレでアナタもプロリズム♪

まずは、Battery3にキック/スネア/ハットのサンプルを読み込む。Houseの基本的なリズムを打ち込む。

キックを4つ打にして、スネアを2拍＆4拍で鳴らして、ハットは裏八分音符で鳴らしてる。基本中の基本だね。

このままだとシンプルすぎるので、STYLUS RMXのループ素材を乗せるんだ。サンプル曲では、2個のループ素材を使ってるよ。

最初に打ち込んだベーシックなリズムトラックに、2個のループ素材を載せるとこんな感じ 。

コレだけで、十分かっこいいリズムサウンドに出来上がる（自画自賛）。仕上げのコツとしては、ループ素材はゴースト的に使うんだ。メインで鳴らすのはベーシックトラックで、その後ろで、サブ的にループ素材を鳴らすとイイよ！

コレ、結構簡単そうでバランスが難しいんだ。何が難しいって？ループを重ねるだけがっ！Battery3に読み込んだワンショット素材の質感と、ループ素材の質感が合っていないとプロっぽくならない。

歌の音痴があるように、素材音痴があるのだ！各音の質感や打楽器の音の高さが、全く合っていないという事。コレは、ミックスではどうにもならない部分で、素材をピックアップする時点で気をつけなければいけないのだ。

なんか音が浮いてる感じがする。そんな経験はないかな？その現象が素材音痴。なんでもかんでもループ素材を乗せるのではなく、その辺りを意識してリズムトラックを組み立てるとイイ仕上がりになるよ～♪。

最終的に出来たサンプルはコチラ

サンプルを聴いて・・気付いた人はいるかな・・そう！シンセとベースは、Spectrasonics製品しか使ってないよ。Spectrasonicsを好きすぎて、ごめんなさい（涙）。

あ、ちなみにループ素材のグルーヴ感を出すのには、STYLUS RMXのTIME DESIGNERで設定。

では～。またね～。

【No.04】パーカッションとグルーヴ

芦沢 英志 プロフィール

株式会社リズメディアと専属作家契約を交わし、3年間在籍。歌曲制作、リミックスなどを多数手掛ける。

株式会社SNKに2年間在籍。ゲームソフトのサウンド開発（作曲及び効果音制作）に携わる。その他、6社のゲーム会社に在籍してサウンド開発に携わる。

現在まで、J-POP・CM・ゲームソフトなどの作曲 / 編曲 / リミックス及び効果音制作を行う。ゲーム関連は、iPhone/iPod touch / iPod / Play Station 2 / ニンテンドーDS / WIN など約60本程のサウンド制作に携わる。 楽曲制作に関しては国内だけでなく、海外レーベルや海外企業からオファーを受け、楽曲を提供しています。近年は、制作のみならずミックスダウンとマスタリングを自身で行い始める。def_house studioを運営中。