あなたの楽曲制作にヒントをもたらす数々のノウハウ記事に加え、膨大な動画コンテンツは制作トレンド&Tipsの集大成!
Rock oNにて新たに取り扱いを開始したWellFloat。所謂スピーカーの下に設置するアクセサリーですが、従来のオーディオボードやインシュレーターとは一線を画した機構を持っています。果たしてその機構とは、音に与える影響とは。実際のレビューを御覧ください。
こちらが今回ご紹介するWellFloat BW001 A4です。その機種名が表す通りA4サイズの大きさ。ADAM「A5X」やYAMAHA「MSP5」などに丁度いい大きさ。耐荷重は1本あたり20Kgとのことでパワードのスピーカーも余裕で受け入れられそうです。見たところロゴの下に空間が空いています。ズームアップしてみましょう
フローティングの機構はこんな感じ。WellFlortは空気や磁力を用いず、独自の特許技術により完全な浮揚構造を実現とのこと。一般的なインシュレータやオーディオボードは足元が動かないように固め、振動を抑える方式が一般的ですが、WellFloatは所謂フローティングボードでスピーカーを浮かすという発想です。おなじみmusikの専用スピーカースタンドも左右から浮かす=吊るすという設計になっていますね。
実際にセッテイングしてみて、スピーカーに触れてみるとゆらゆら揺れます。地震などの際若干不安かなという懸念がありましたが、ボード自体の摩擦力はそこそこありますので、あまり気にしないほうがいいかもしれません。
さて、スピーカーを浮かすと何がいいんでしょう。
一般的にスピーカーの振動エネルギーは、振動が地面につたわりエネルギーが0になるまでにサブハーモニクスが発生します。つまり歪が積み重なり、それが再生音に影響します。その現象はスピーカーを浮かすということで解決ができます。
店頭でADAM「A7X」実際に視聴した感じは全体的な明瞭感と音の曇りが晴れ、特に高域の若干ストレスに感じていた部分が綺麗に伸びるような印象がありました。定位感も安定し、それぞれのパートがより鮮明に目の前に展開されるような音となりました。もちろんボトムのぼやけ、音圧感も向上し非常に効果が実感出来ました。
様々なオーディオアクセサリーを試してきましたが、コレほどまでに効果が実感できたのは新鮮です。比較的コストも抑えめで手軽に導入できるのでぜひRock oN店頭で効果を実感。皆さんのモニター環境のクオリティアップに抜群の効果が出ることうけあいです。満を持しておすすめします!!
記事内に掲載されている価格は 2015年5月8日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ