あなたの楽曲制作にヒントをもたらす数々のノウハウ記事に加え、膨大な動画コンテンツは制作トレンド&Tipsの集大成!
本当にシャーシによる音の違いはあるのか?
皆さんこんにちわ!新人のシンコーン清水です!今回はXLDesk登場でさらに盛り上がりを見せているVPR Alliance対応モジュールの電源部分、いわゆるシャーシの違いでどれだけ音が変わるのかということを検証したいと思います。
検証に使用したのはこの3製品!
それぞれ供給電流量が違う!
各製品はモジュールへの供給電流量(A値)に違いがあります。
A500-6B:215mA(1ch)
Sweet Ten:2.6A(10ch合計)
USB 500 Rack:220mA(1ch)
こちらも音の違いに影響するところではあると思いますが、実際にはどうなのでしょうか。
早速検証してみましょう。
SSL G Compのサウンドで検証!
使用するモジュールはSSLのStereo Bus Compです。
僕が打ち込みで作ったドラムループにSSLのStereo Bus Compを同じ設定で使用したときの音の違いを聞き比べたいと思います。
今回はProtoolsのハードウェアインサートで接続しまして別トラックにアウトしてレコーディングした音源での聞き比べをします。
設定
RATIO 3:1
Attack 30
Release Auto
-16dBの信号を入れて-4dBリダクションするように設定
Make Upでユニティになるようにキャリブレーションしました。
その状態でモジュールを入れ替えて録音していきます。(セッション96kHz24bitです。)
気になる音の違いは下のサウンドクラウドの音源にてお楽しみください。
何も通さずに録音したオリジナル素材と3機種で試したものの4種類の音源を用意しました。
みなさんいかがですか?
僕の感想にはなりますが、500-6Bは他と比べると低域成分が多い印象を受けます。Sweet Tenはハイよりな音像に聴こえますが、音のスピード感が出たように思います。USB 500 Rackは『500-6B』と『Sweet Ten』を足して2で割ったような、周波数特性的にはフラットでスピード感もありと言う感じで好印象です!
今回得られた音の違いは様々な要因が複合的に関連して出た結果です。あくまで主観的な意見を書かせていただきましたが、みなさんはどう思われましたでしょうか。これは好みが分かれるかもしれませんね。今後のシャーシ選びに迷っている方どうぞ参考にしてください!
シンコーン清水がお届けいたしました。
★Rock oNお取り扱いのVPR 500関連製品はこちら>
記事内に掲載されている価格は 2014年12月22日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ