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04
Sep.2015
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セミナーレポートRock oN Umeda【リファレンス環境で聴く珠玉のモニターとそのセッティングノウハウ】

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先月のSTEINBERG x NATIVE INSTRUMENTS タッグセミナーに引き続き、今回はRock oN Umeda スタッフによる無料セミナーを開催致しました。簡単ではありますが、その内容をレポート形式で振り返ってみましょう!

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スピーカーを選ぶ前の基礎知識!

モニタースピーカーの性質を知るためにチェックして欲しい項目が4つあります。

★周波数特性

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各社計測には出来るだけフラットなマイクを使用していますが、どうしてもハイ落ちになってしまいます。落ちた部分は机上で修正し、クロスオーバーによりピークが目立つ周波数は出来るだけ滑らかに調整をします。つまり、全ての帯域が滑らかに曲線を描いているグラフこそ理想のスピーカーと言えます!

★エンクロージャーの種類
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注目すべきはバックロードホーン方式!その他のエンクロージャーは比較的よく見かける形状ですが、バッグロードホーンはあまり見掛けません。現行ではPMCが有名でしょうか。その複雑な作りが量産には不向きで、今ではあまり見かける機会がありませんね。

★ユニットの種類
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リボン型ではADAMやEVE Audioが人気です。FOCALはドームを裏返したリバースドーム方式といった解像度と指向性を向上させたオリジナルユニットを開発しています!今回のセミナーではADAM、EVE Audio、Focal全てのラインナップをご用意しました。

★周波数による特性の違い
05スピーカー背面に漏れる音を周波数別に表示したグラフです。高域になるほど無くなってはいきますが、2kHz辺りの高域も背面に漏れがかなりあることが確認出来ます。この特性を頭に入れて回り込みによるボヤケなどを調整しましょう。

 

スピーカーアクセサリーを使用してみよう!

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リスニングポジションとスピーカーの設置場所は、点で結ぶと2等辺三角形の関係になるのがベストです。ただし、目視で合わせるのは手間が掛かるし、正確性に欠けます。そんなときに重宝するのが写真左の「AIRBOWレーザー・セッターアドバンス」!僅か1万円前後で購入できる商品ですが、これを使えば簡単に正確な2等辺三角形を描くことができます。セミナーでも実際にデモを行ってみました。パネル状のミラーとレーザーポインターを使ってお手軽にスピーカーセットアップが出来ます。

そして、正確なポジショニングが終わった後は、スピーカー自身の音質改善ですね。Rock oNが今猛プッシュしている商品が写真左の「WELL FLOAT」スピーカー自身が放つ振動を逃して戻って来ないようにする魔法のスピーカーボードです!イメージとしてはスピーカーが宙吊り状態になった感じです。もっさりとした音はクリアになり、レンジが広がった音がします。

このように、スピーカーが本来持つパワーを最大限に引き出すための方法はたくさんあります!他にも、市販の工業用吸音ボードをスピーカー背面に張ってボヤケを解消したり、手作りインシュレーターで振動を抑えたりと…今回のセミナーではそんな小技を色々とご紹介しました!完成品も良いですが、自分で作って試行錯誤ってのもDIYぽくて楽しいですね!

今後も定期的にRock oN Umedaではノウハウセミナー開催を予定しています!無料セミナーなので、お気軽にお立ち寄り下さい!次回はインターフェイスの比較試聴を予定しています。お楽しみに!

Rock oN Umeda ではモニタースピーカーのご相談を随時受け付けております!
お気軽にご来店お待ちしております!
Rock oN Umeda 06-6131-3077

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    記事内に掲載されている価格は 2015年9月4日 時点での価格となります。

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