あなたの楽曲制作にヒントをもたらす数々のノウハウ記事に加え、膨大な動画コンテンツは制作トレンド&Tipsの集大成!
様々なテーマで音楽制作のノウハウをお伝えしていますが、最近DTMを始めたという初心者の方にとっては、まだまだわからないことや解決できないことも多いのではないでしょうか。案外人に聞くのは恥ずかしい、そういうことも多いかと思います。
そこで音楽制作をしている新進気鋭のクリエイターをお招きして、現実的に直面している悩みやさらなるステップアップに向けての課題について、率直にお答えをしていこうというものです!
音源編第2弾ということで、お送りします!
●前回の記事はこちら
私に足りない音源って何ですか?[シンセ音源編その1]
記事はこちら
MR.スケール(以下スケール)「では今回もまたリモートでさっそく始めていきましょう、今回の相談者はこのクリエイターです。」
文 愛実(以下ムンさん)「むん!2度目の登場、文 愛実(むん えしる)です。よろしくお願いします。」
サブアシスタント・さぶ(以下さぶ)「何か反響ありやしたか?」
ムンさん「友達やDAW女仲間とか、いろんな方が読んでくれて参考になったと言ってもらえて、とっても励みになりました。」
スケール「今日も全国のクリエイターが参考になるような、充実した内容でお届けしましょう!」
アレンジに役立つ音源ってありますか?
ムンさん「今回の相談は、この前なかなか言い出せなかったんですが、、、実は今コンペなどに楽曲提供をしているんですが、ちょっと思うように曲が作れない時があって。特にアレンジで煮詰まってしまったり、時間がかかってしまうことが多いんです。そういうアレンジする時に役立つ音源なんてないですかね?」
さぶ「わかります!コンペは特に締め切りまで時間がなかったりするでやんすからね〜〜。」
スケール「実はね・・・あるんです!音源に付属してるMIDIパックやトラック生成機能がある音源が結構色々と役に立つんです。」
ムンさん「ちょ・・・そんな素敵な?!」
スケール「ドラムはBFD3、Steven Slate Drums 5、SUPERIOR DRUMMER 3と、どれも定番の音源にはMIDIグルーブ集がありますよね。」
さぶ「ムンさんがお持ちのAddictive Drumsも、ドラムフレーズを取り入れる機能がありますよね。」
ムンさん「はい、あれはほんと便利ですよね!ジャンルごとのリズムパターンを選んでDAWに貼り付けて使用する事ができるので、すごく助かっています。」
スケール「あんな感じでアレンジに役立つ音源をまとめて教えましょう!」
ベースラインを自動で作成!?
スケール「まずはベースです。最近発売されたんですがToontrackから発売したEZ BASSという音源で、初心者には特に難しいベース・トラックを簡単に制作可能な即戦力ベース音源なんです!幅広いスタイルに対応するベースパターンが豊富に用意されてて、そこから好きなパターンを選ぶだけで、曲のコード進行に合わせて見事に演奏を追従してくれます。」
ムンさん「それは画期的ですね!私ベースラインを考えるのは好きな方ですが、いいのが思いつかない時には使えそうです!」
スケール「まずはEZ BASSを使ったデモ演奏をご覧あれ!」
ムンさん「ちょ・・・神すぎません?!」
スケール「ひたすら同じコード進行で様々なベースパターンを楽しませてくれます。搭載されているフレーズたちが即戦力である証ですね。」
さぶ「まるでプロのベーシストにお願いしているみたいでやんす。」
スケール「そしてさらに!ドラムやピアノなどのMIDIやオーディオデータから、自動的に一致するベースラインを作成する機能が搭載されてるんです!こちらの動画もご覧あれ!」
実践動画:ドラムMIDIデータからベースを作成
実践動画:ピアノMIDIデータからベースを作成
ムンさん「どんだけ〜〜!って感じですね(笑)さっそくポチってしまいそうです!」
さぶ「今までのあっしらの苦労って・・・」
スケール「ほかにもEZ BASSにはオーディオからMIDIへ変換する機能もあったり、拡張MIDIパックが非常に多くリリースされていますから長いスパンで重宝するソフトウェア音源でしょう。
とにかくこのEZ BASSはアレンジの幅を広げる演奏スタイルが豊富なことと、それらを通じてベースパターンを作成する概念を学ぶのに適したツールだということ。こういうリズムパターンにはこういうベースラインが合うのかっていうのがわかれば、自分で素早く簡単に演奏フレーズやそのバリエーションなどのアイディアが湧いてくるでしょう。」
さぶ「たしかにあっしも昔はベースラインを考えるのは苦手で、つい似たようなフレーズになったりしたもんですが、これがあれば早いうちからベースパターンの引き出しを増やせそうでやんすね。」
ムンさん「今、ポチりました〜〜!」
ギターを演奏してくれる便利な音源ってありますか?
ムンさん「それともう一つお聞きしたかったんですが、、その・・ギターも演奏してくれる便利な音源ってありますか?
ここ最近、ギターを練習してDAWでレコーディングしてたんですけど、なかなか満足するレベルまで到達できずで・・・ギター演奏まで音源に頼ろうなんて、甘えてますかね?」
さぶ「あっしもギターはちょっとうるさい方でやんすが、なかなかサンプリング音源でも生演奏の再現が難しいでやんすよ。ピック弾きと指弾きでも音のニュアンスが変わるし、もっと言えば奏法だけでなく、ギターの種類とかアンプとかエフェクターとか、ギターの音を決定するにはいろんな要素があるでやんすからね。」
スケール「それがですね・・・今はギター音源もあるんです!たしかにギターはチョーキング、ビブラート、ハーモニクス、ミュート、スライド、グリスなど、奏法のバリエーションが豊富で音色の表情が豊かなため、それらを全て再現して人間が演奏しているほどに表現するには途方もない努力と時間と専門知識が必要で、サンプリングした音だけではギターの奏法を再現するのは難しかったんですが、最近のギター音源ってだいぶ進化したんです。」
スケール「特にAmple Soundというメーカーがオススメです。これはギターが弾けなくても、本物そっくりなカッコ良いギターを打ち込みたい!そんな夢をかなえてくれます。」
ムンさん「えっ本物そっくりに!?そんな神な?!」
さぶ「実はあっしもAmple Sound持っているでやんす!便利でやんすよ〜〜!テレキャスターやレスポールといった代表的なエレキギターのモデルから、アコースティックギターやセミアコの音源まであるんで、欲しいギターの音に合わせて選べます!」
●指一本でコードストロークを演奏!
Ample Soundには大きく2つ、便利な機能があるんです。
まずは指一本でコードストロークを演奏してくれるStrummingという機能。
これは最大8種類まで登録できるリズムパターンを用いて、アルペジオやストロークを交えた演奏が可能です。
使用するリズムパターンはキースイッチでリアルタイムに切り替えが可能です。アップ/ダウンストロークやミュート、任意の弦のピッキングなどをキースイッチで自由に操るコード演奏にも対応しています。」
さぶ「左手でコード入力を担当して、右手でストロークパターンを担当するみたいなイメージでやんすね。コードは鍵盤で押さえてもいいですが、スロットにコードを24個まで割り当てられるので、鍵盤一つ押すだけで鳴るでいいんでやんす!これ便利!」
スケール「論より証拠。こちらの動画をご覧あれ!」
ムンさん「すごい!さっそく今夜ポチらせてもらいます!」
さぶ「ギターを弾ける人でも自分と違うタイプのギター演奏や、難易度の高いバッキングを入れる時にも重宝すると思いますよ。オーディオではなくMIDIデータで作っておくと、コンペのあとキーが変わったり修正があった時もすぐに対応できるというのがいいでやんすね。MIDIデータの演奏であればキーやテンポの変更があっても簡単に対応できますしね!」」
スケール「さらにアンプ、キャビネット、マイクセレクトも選べるんです。もっと細かいところではフィンガリングやストロークなどのノイズ効果を調整する音量レベルがあったりするので生演奏に近いニュアンスを再現できます。」
●Riffer機能で本格的なリフサウンドが!
スケール「さらにもう一つ、ギターリフを作ってくれるRifferという機能があるんです。これを使えば、Popsからヘヴィーメタルまで様々なジャンルに使える本格的なリフサウンドを作れるんです。リフが出来たらMidiデータをDAWにドロップして、コード進行に合わせてエディットするなど楽曲を構築していけます。」
さぶ「プリセットが500種類収録されてて、最大8小節のリフ・アルペジオ・フィルなどを作成してくれるでやんす。」
スケール「こちらもRifferを使った動画を参考あれ!」
さぶ「すごい!あっしの手癖で作ったリフを凌駕するような、フレーズが次々と!」
スケール「ぬふふ。さぶよ、お前はギターでもサブのようだな。」
さぶ「ひいぃ!!」
ムンさん「やっぱり今、ポチりました〜〜!」
Ample Guitar一覧はこちら鍵盤演奏の強い味方となる音源も!
ムンさん「最後にもう一つだけ。鍵盤のバッキングを手伝ってくれる音源ってありま・・・」
さぶ「きみぃ!ちょっと音源に頼りすぎじゃないか!そんな便利な音源が・・・」
スケール「じつは、あるんです!先ほどお話にも出たEZ MASSを発売しているメーカーToontrackで、鍵盤のMIDIフレーズを豊富に収録したEZ KEYSっていうのがそれです!」
スケール「これは一流のピアニストによって演奏されたポップス、ロック、ゴスペル、カントリー、ジャズなど幅広い音楽ジャンルに対応するお好みのMIDIフレーズを、ソングトラックにドラッグ&ドロップして使うことができるんです!スマートトランスポーズ機能を使えば、コードをトランスポーズしたりテンションを加えることもできます。」
ムンさん「鍵盤のバッキングは嬉しいですね!私そこまで鍵盤は上手くないですし、苦手なジャンルでは助けてもらえそうです。」
さぶ「画面にコードも表記されるので、ボイシングを覚える勉強にもなりますね!」
スケール「さらにEZ KEYSにはグランドピアノからエレピ、メロトロンやパイプオルガンまであるので味方につけたら心強い音源です!
DTMでMIDIを入力をする際は鍵盤入力が主流ですので、鍵盤が弾けることは大きなメリットがあります。それだけに苦手な人はこういう音源を使ってバッキングパターンの引き出しを増やすことは大きな効果あると思いますよ。」
EZ KEYS製品一覧はこちらムンさん「今日は色々とありがとうございました!色々と教わることができたので、また一歩前へ進めそうです。むん!」
スケール「やまない雨はありません。ぜひこうした音源の力を借りてアレンジの引き出しを増やしてみてください。
あともう一つ言えば、楽器を知っていること、生で演奏ができることはDTMをやる上で大きなメリットです。時間の許す限り、生楽器に触れて演奏ができるようになるということは大事なことです。」
ムンさん「確かに演奏できる人しか生み出せないフレーズとかバッキングってありますよね。私はサックスが吹けるのでブラスアレンジは好きなんです。自分の曲でもChris HEIN HORNS compactを使ってガンガンフレーズを鍵盤で入力しています!」
さぶ「ブラスアレンジが出来るのは強いでやんすね!エクスプレッションとかピッチの揺れとかリアルに再現するのは難しいので。」
スケール「生演奏ができるとなればその経験を生かしてリアルなデータ入力ができるので、それは大きな強みです。そこで他の作品との差別化が図ることができますからね。苦手なパートはMIDIフレーズ集やドラムグルーブ集を導入して、自分の得意なパートで個性を生かして楽曲のアレンジレベルを底上げをする!これも賢明な作戦ですよ。」
ムンさん「実は私、もう一つ聞きたいことがあって。ハードウェアの機材なんですが・・・」
スケール「おお、それは重要ですね!ハードウェアは私はうるさいですよ。」
さぶ「すみません!その話は長びきそうですので、この続きはまたの機会に!」
ビギナーの皆さん!DTMの悩み相談を募集中!
スケール「機材面で悩んでいることなど取材させて頂ける方を募集です!リモートでのオンライン取材なので、ご安心ください!」
さぶ「取材に協力してくれた方には、なんとモニタースピーカーMackie CR3-LTDをもれなくプレゼント!」
スケール「ご自身の活動をページ内でご紹介させて頂きます。多くのアーティスト、業界関係者の方々もチェックしているRock oNサイトでアピールできるチャンスですよ!」
ムンさん「ちょ・・・いつのまにこんなスピンオフ企画が!?」
さぶ「いやあ、出番が増えるのは嬉しいですね。あ、ムンさんカンペが出てるよ。」
ムンさん「え、何かひとこと?えー、皆さん優しい人ばかりですので、DTMを始めた方、これから始めたい方もぜひお気軽に!私のようなDAW女も歓迎です!」
記事はこちら
●お悩み一例
・ギターを録音したけれど、音が細くてかっこよく聞こえないないのはなぜ?
・DAWがやたらと落ちます。どうすればよいのでしょうか?
・モニタースピーカーって、必要なんでしょうか?
・パソコンはどれくらいのスペックで、何を買ったらいいんでしょう。
・10万円以内で一式揃えたいのですが。
・そもそも、DAWって何ですか?
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記事内に掲載されている価格は 2020年7月31日 時点での価格となります。
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