第一線で活躍するクリエーターのインタビューやコラムなど、音楽と真摯に向き合う作り手の姿があなたの創作意欲を刺激します!
profile
「ギターを歌わせる」ソロアコースティックギタリスト。2007年よりインターネット上に演奏作品を投稿。「アコギでロックしてみた」と題したソロギターアレンジから人気に火が付き、演奏動画の総再生数は6000万回を超える。投票・ライブ審査を経てSUMMER SONIC 2011出演。ABC朝日放送創立60周年記念ドラマ『境遇』BGM、S.E.N.S.の楽曲に参加。
infomation
新譜『夢を見る意味』ヴィレッジヴァンガードその他にて発売中。11月よりシグネイチャーモデル『HJ-OSAMURAISAN』を発売、これに伴って 11/5 楽器フェアに出演。
web & SNS
・HP : http://osamuraisan.com/
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ANALYSE
アコースティック・ギター、ボーカルで録音を試し、全体的な印象としてはタイトでまとまった音が録音できる。高音域に特徴があり、中低音が締まっていて低音と分離が良い。コンデンサマイクにありがちな耳に痛い音がなく、まろやかに聴こえ、それでいて音が前に出るのでオケの中で音が埋もれない。イコライザーやコンプを通さなくてもある程度完成された音が録れる。
SN比は標準的だが、ヒストグラム上緩やかなカーブで尖っている部分がなく、嫌なノイズはない。
デザインが最高にカッコいい。持っているだけで自慢になりそう。
随所にこだわりを感じる設計にしては、お手頃な価格で重量も見た目ほど重くなく、取り扱いやすい。
FUSION
音がかなり前に出てくるので、バンドの中の生楽器のソロパート、ボーカルに最も合いそう。2000~3000Hzあたりの倍音が少なめのボーカリスト、低音を聴かせる曲に合うと思う。
ソロギターでもメロディーの音域が前に出てくるので、十分に使える。ただしその場合、一番上のアタック音の音域と中低音を他のマイクで補う必要があると感じられる。どちらかと言えばアコースティック・ギターよりも声の周波数特性に合っているように感じる。
ブロードキャスティングで使用したところ、コンプを通さなくても音割れが少なく迫力のある音を出せた。複数のマイクを立てたいところではあるが、ダイナミクスの変化を予想できないブロードキャスティングの演奏では扱いやすい音だ。
SUGGESTION
音圧や迫力はあるが、録り音にコンプが最初から掛かっているようにも感じられ、MIXでの自由度は減るかもしれないが、逆にMIXの手間が省ける可能性もある。
個性のある音で、ここぞという場面で使え、全てをこの一本で録音するというよりは、選択肢の一つとして持っておくに越したことはないマイク。
いくつかマイクを立てるならこのマイクを立てて損はなく、また、ボーカルや曲との相性が合えば最高の一本になるだろう。
サスペンションホルダーは同封されていなかったが、AKGのサスペンションホルダーで問題なく使えました。
Aston Microphones
Origin
¥ 32,400 (本体価格:¥ 30,000)
こだわりのマイク ・ カプセルが生み出す高品位のAston Sound。
PLUS1 ACCESSORY
iZotope
RX5 Audio Editor
あらゆるコンデンサマイクにデノイザーは必要だと思う。
記事内に掲載されている価格は 2016年11月2日 時点での価格となります。
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