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先週土曜日、Rock oN Umeda店頭にて「REONセミナー」を開催致しました。たくさんのお客様にお申込頂き、満員御礼とありがとうございました!今回のセミナーでは、”REON代表 荒川氏”だけではなく、特別に”株式会社マリモレコーズ代表 江夏 正晃氏”にも講師としてお越し頂きました。Driftboxの愛好者であり、シンセサイザーアーティストでもある江夏氏からヘビーユーザーとしての意見と開発者荒川氏の意見がクロスする非常に濃い内容のセミナーとなりました!
激変するクロスモジュレーション!これがドリフトだ!
driftboxシリーズの大きな特徴は、互いに変調を掛けるクロスモジュレーション機能!あまりにも激変するため、狙ったサウンドを手に入れるために一苦労。しかし、その一期一会な出会いがシンセサイザーの楽しさであり、誰にも真似出来ないオリジナルサウンドへの道筋になると荒川氏は語ります。セミナー当日、そのモジュレーションのカラクリについて荒川氏からお話し頂きました。なんと…モジュレーションのコントロールに専用信号だけでなく、通常の音声信号も混ぜているとのことです。本来のシンセサイザーでは、モジュレーションには専用コントロール信号のみを流すのですが、driftboxでは双方の信号を混ぜてコントロールするという設計!これにより、通常ならば多数のパッチを行わないと鳴らないような複雑なサウンドが、2つのツマミの塩梅だけで奏でることが可能になっています。
ただし、その塩梅は非常に繊細であるため、江夏氏は気に入ったパラメーター位置を写メで保存し、再現可能にしているとのことです。ここで非常に多くの誤解が生まれてしまうのですが、飛び道具(SE)的な使い道だけでなく、音楽的な使い方もバッチリ出来る点に注目。江夏氏自身も、テレビコマーシャルや映画音楽等の楽曲で使っているとのこと。
荒川氏と江夏氏による熱いデモンストレーションライブ!
「driftbox」全ラインナップをメインに、REON特製モジュラーSystem C1、Roland TR-8、KORG SQ-1などを組み合わせたセットアップ。即興的に組み上げられていくリズムパターンにdriftboxのクロスモジュレーションが抑揚を与えます。driftbox Sのようにエンベロープ非搭載だと展開力に欠けるのではないかと感じていましたが、実際はモジュレーションによる変化だけで十分な展開力を感じることが出来ました。
それ以外にも、2VCOの各ボリュームをコントロールするだけで、ガラリと雰囲気が変わり、逆にこれに加えてエンベロープが搭載されたRシリーズやSEシリーズだと持て余してしまうほどの音色バリュエーションが期待出来ます。圧倒的な音のボリューム感と豊富な音色でシンプルなセットながら、コクの深いサウンドをじっくり体感できました。個人的には、これまでレイヤーを使って倍音や音の太さを演出することが多かったのですが、シンプルにdriftbox1台あれば事足りるなといった印象です。driftboxを上手く乗りこなせば、こんなパフォーマンスが出来るのかと改めてその可能性を強く感じたライブでした!
シンセ女子・Risaさんにも来て頂きました!
012年 タレント活動を行い、地方TV局でのMCやイベントのMCなどの仕事をする。2013年 以前より好きだったピコピコ可愛い音のシンセサイザーを使い歌う、「シンセ女子」としての活動を開始。現在Liveでは主にMemory Moog+やSystem700といった自分が生まれる前のモンスターマシンを使っている。さらにホームグラウンドのスタジオには、Prophet5やMoogⅢPなどもあり今後のサウンドにも期待が出来る。また、大阪の新鋭シンセメーカー「REON」の華として全国、各イベントに参加している。
男だらけのメカニックなシンセ界に輝く紅一点のRisaさん!REON特製ピンクカラーバージョン「driftbox」を愛用する正真正銘本物のシンセマニアです。当日、セミナーブースにかじりつくように身を乗り出して参加していた姿が印象的です。今回セミナー講師の江夏氏と楽曲制作も行っています。ご来店ありがとうございました!Risaさんに関する情報はこちらから
Rock oN UmedaではDriftbox常設展示中です!気になった方は是非、ご来店下さい!
Rock oN Umeda 06-6131-3077
Umeda店舗情報はこちらからご覧ください。
記事内に掲載されている価格は 2016年5月17日 時点での価格となります。
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