Steinbergが発売するUSBオーディオインターフェースのURシリース6機種。弊店でも爆発的なセールスを誇るUR22を始めとして、低価格のUR12からマイクプリ8基搭載のラックマウントタイプUR824まで、高い安定性・性能をもちながら、お求めやすい価格も実現した製品です。そのSteinbergハードウェア製品のマーケティングを担当するというStefan Schreiber氏が来日。今回、初めての日本ということで、見るもの全てが新鮮で若干興奮気味だというStefan氏にRock oNにご来店頂き、お話をお伺いすることができました。ショートレポートをお伝えします。
Stefan氏の業務内容について
まず、Stefan氏がハードウェア製品のマーケティング担当として、どのような業務を行っているのか伺いました。ハードウェアの設計、開発、生産は日本のYamahaで行われていますが、製品コンセプトはSteinbergとYamahaの間でコミュニケーションが密に交わされ決定されます。Stefan氏は、製品を想定したマーケットにしっかりと送り込むための様々な仕事を行っているとのことで、例えば、製品プロモーションで使われる言葉の選択(ワーディング)やWEBで使用する写真のチェックまで多岐に渡り、イメージ通りのものができているか、Stefan氏自身が細部まで管理しているとのことです。また、オンラインのフォーラム(http://www.steinberg.net/forums/) においても、担当するハードウェアのチャンネルでは、Stefan氏自身が回答しているとのことです。
Stefan氏の理想とする製品は?
Stefan氏:「Steinbergは、創業以来オープンな環境を保つ組織であり、現在、ハードウェア・ソフトウェアの両方の開発力を備えているので、将来に向けて大きな可能性を持っているといえます。その優位点を活かし、ユーザーが、ハードウェア・ソフトウェア両方の面から気持ち良く音楽制作に使える製品、また、本当に便利だと思ってくれる製品を作ることを理想にしています。」
このコメントがSteinbergのあり方を象徴するのではないでしょうか? 今後も、ヤマハとの強固な協力体制で、クリエーターにとって有益な製品が登場することを期待しています!
またこのインタビュー中、Stefan氏から、日本のマーケット、音楽制作事情について沢山の質問を受け、ヨーロッパ、北米、日本での状況の違い、また類似点など、視野をワールドワイドに向けた話や意見を交わすことができ、大変興味深いインタビューになりました。
メーカーリンク
記事内に掲載されている価格は 2015年9月18日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ