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「Bottle」をはじめ、「Blue bird」「Baby Bottle」などハイエンドからエントリークラスまで幅広いラインナップを展開する急成長中のマイクメーカー「Blue」。機能面はもちろんのこと、個性的なデザインでも有名ですが、そんな「Blue」から初のヘッドフォンがリリースされました。ラインナップは「Mo-Fi」「Lola」の2種類、50mm のカスタムドライバーを搭載し、自前の高品位ヘッドフォンアンプと完全にマッチングしたドライバーからは高解像度で歪みの無いまろやかなサウンドが印象的です。是非、梅田店にてお試し下さい!
個性的なヘッドバンドはFIレーシング由来!
F1レーシングカーのサスペンション機構を参考に作られたダブルアーム式のヘッドバンド。一般的なモニターヘッドフォンと比較して非常に大きなサイズではありますが、可動域を調整できるヘッドバンドとアーム部分、そしてドライバーユニット側のラバー製部品の3つの可動部品のおかげで非常に心地よくフィットします。初見だとそのサイズ感と重量感から長時間装着は大丈夫なのかなと疑問に思いましたが、可動部品のバランスが非常に良く、締め付け具合の調整機能と分厚いラバー部分のおかげで長時間のミックスでも疲れない印象です!※ヘッドバンドの調節は「Mo-Fi」のみ対応
ヘッドフォンアンプを内蔵したモデル「Mo-Fi」
Mo-Fiには3種類の完全アナログ・アンプモードが搭載されており、シーンによって切り替えが可能です。
「On」モード/ヘッドホンアンプを有効にし、ナチュラルでディテールに富む、優れたMO-FIリスニング体験を提供します。
「On+」モード/低域をエンハンスしたい場合にはこのセッティングをお試しください。DSPによる処理ではなく、ヘッドホンアンプのアナログ低域エンハンスメント回路を有効にすることで、リッチな低域を実現します。
「Off」モード/高品位スタジオ機器など、既に高品位ヘッドホン用アンプが用意されている環境ではOffにし、パッシブ・モードでMO-FIを使用すると良いでしょう。
やはり、注目すべきは「On」モードではないでしょうか。「Off」と「On」をスタッフが比べた印象、個人的には「On」モードにすると特徴的な低域のピーク感が無くなり、ローエンドまで綺麗に伸びている印象です。そのため、キックの音像や中低域のミックス具合が非常に確認しやすくなります。中域は非常にフラットでまろやかなサウンド、ベース/バスドラのアタック感に過度なコプレッションが無く、ボーカルがぐっと前に出てくるサウンドも好印象です。高域については非常に落ち着いており、900STやM50シリーズに馴染みのある方は少し物足りなく感じるかもしれません。エンジニアだけでなく、アーティストさんも気持ちよくトラックメイキングが出来そうな印象です。また、ドライバーが50mmとやや大きめであるため、音のサイズは比例して大きく感じました。ヘッドアンプ駆動にはusb経由で充電を行い、最大12時間連続使用が可能です。
パッシブモデル「LOLA」はホワイトとブラックの2カラー展開
カラー展開も考慮するとよりカジュアルな使用にオススメといった印象を受ける「LOLA」。「Mo-Fi」と比べて内蔵アンプが無い分、軽量になっております。装着した印象としては、「Mo-Fi」と同様に遮音性が高く、フィット感も良く、密閉型のようにしっかりとダイレクトにモニタリング出来ます。個人的には、音質についても同じ傾向でフラットなナチュラルサウンドであり、ドライバーの大きさの影響もあって音場が広く、パンニングや空間系エフェクトの掛かり具合などの確認にもバッチリでした。特に大きなピークを感じないため、この帯域はダメだといったこともなく、オールジャンルに使えるヘッドフォンではないでしょうか。リスニングでも気持よく聴ける音ですね。
Rock oN Umeda 店頭にてご試聴可能です。お気軽にご来店、もしくはお問い合わせ下さい!
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記事内に掲載されている価格は 2016年5月31日 時点での価格となります。
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