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「ハイレゾのいまを体感する3日間」をテーマに3月13日(日)まで東京・青山 スパイラルホールで開催中の”HIGH RESOLUTION FESTIVAL at SPIRAL”。早くからハイレゾ音源の配信を始めていたOTOTOY、おなじみSound & Recording誌、そして会場を所有するSpiralが共同主催しているというだけでRock oNユーザーとしては胸踊るこのイベント。オーディオ機器/フォーマットの大きな流れとなっている「ハイレゾ」の最新動向をエンジニアやアーティストのプレゼン/パフォーマンスと共に感じることができます。
オノセイゲン 氏とOTOTOYプロデューサー高橋健太郎 氏によるオープニングセレモニーの様子。平日でありながら会場は混み合っており、ハイレゾブームへの注目の高さを感じます。若い女性が多かったのも印象的です。
またこのイベントにはハイレゾ製品を扱うメーカーが自慢の製品を出展しており、最新機種を聴き比べすることができます。なんとこの視聴に使われる音源はOTOTOY提供のハイレゾ音源。同じ音源を使って各社の製品を試せるまたとない機会です!(※上の画像は視聴曲のプレイリスト!)
出展各社はこの通り。(順不同)
ハイレゾプレイヤーを得意とするAstell&Kern はAK380MPを展示。PCM 32bit / 384kHz、DSD256(11.2MHz/1bit)のネイティブ再生や超低ジッター200Fsを実現するVCXO Clock(電圧制御水晶発振器)を搭載し、フラッグシップ機の名に恥じない高音質を「ポータブル」で実現!
代理店メディア・インテグレーションのブース。
Earthworks QTC40(マイク)→Sym Proceed SP-MP2/SP-MP4(マイクプリ)→Sonic Studio(マスタリングソフト)→Apogee groove(ポータブルハイレゾプレイヤー)→Focal Spirit Pro(ヘッドホン )と音の入り口から出口までをハイレゾで録再するソリューション展示が特徴。他のブースがリスニング機器中心の展示のところ、ここだけは制作中心のラインナップでたくさんのエンジニアさんが訪れていました。
こちらはKORG。無料配布されているハイレゾプレイヤーAudioGate4はハイレゾフォーマットを普及させた立役者の一人といえるでしょう。デスクトッププレイヤーのDS-DAC-10Rと共に視聴可能です。
この他にも他にも多くのブースが賑わいを見せていました。
Avid + Sound & Recording誌
さて、HIGH RESOLUTION FESTIVAL at SPIRALではアーティストとエンジニアのコラボによるライブも行われます。12日(土)に行われるテクノボーイズのライブはAvid社とSound & Recording誌の協力で行われており、
1. ライブ自体をFOHコンソールとして使用するS6Lでミックス
2. そちらをAVB経由で24bit/96kHzのハイレゾフォーマットでPro Toolsにてレコーディングした後
3. レコーディングスタジオにてPro Tools|HDXでミキシングを行い
4. そのコンテンツを配信にて販売する
という”作るところから売るところ”までを実践し、Sound & Recording誌およびWEBで紹介するという、まさにAvid Everywhereの一つの形を証明するかのような試みでした。これ以降、詳細は続報としてお伝えできるかと思います。どうぞお楽しみに。(Avid Everywhereの内容はこちら>)
さて、HIGH RESOLUTION FESTIVAL at SPIRALは13日(日)まで毎日内容を変えながら開催されます。ハイレゾ機器/フォーマットの制作に興味がある方はもちろ、キーマンのトークやライブ録音などただ聴きにいくだけでもとても楽しめるイベントです。週末は青山 スパイラルホールへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
HIGH RESOLUTION FESTIVAL at SPIRAL 公式Webサイト
記事内に掲載されている価格は 2016年3月12日 時点での価格となります。
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