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究極のソフト音源3選☆☆☆第2回:初心者にお勧めのベース音源
ベースは楽曲の肝心カナメ!!!
目次:
☆Toontrack EZ BASS >> 演奏、音作り、作曲。全てが簡単な即戦力音源!
☆UJAM Virtual Bassist >> プロのベーシストに依頼する感覚!
☆Spectrasonics Trilian >> 世界一有名なベース音源!
演奏、音作り、作曲。全てが簡単な即戦力音源! Toontrack EZ BASS
初心者には特に難しいベース・トラックを簡単に制作可能な即戦力ベース音源です。これまでの Toontrack EZシリーズ のような、手軽な操作性や、作曲を簡単にする演奏フレーズの収録はもちろん、EZシリーズの上位版として位置する SUPERIOR DRUMMER 3 の技術を基にした「オーディオ→MIDI変換機能」も搭載。さらには、お手持ちのMIDIフレーズにマッチするベース・トラックを自動で作曲してくれる機能まで搭載しています。これらの豊富な機能に加えて、「Modern」「Vintage」の2種類のベースを収録しています。
☆ベースパターンの膨大な引き出し「Grooves」
Groovesには幅広いスタイルに対応するベースパターンが豊富に用意されており、そこから好きなパターンを選ぶだけで、曲のコード進行に合わせて見事に演奏を追従してくれます。これはつまり、プロのベーシストにコード譜を渡して、あとはいい感じにお願いします!的な世界なのです。この Grooves にはメーカーが用意したプリセットだけでなく自分で作った演奏パターンも登録できるので、ベースパターンの引き出しをどんどん増やして行く事ができます。
欲しいパターンを見つける Tap2Find
引き出しに物が増えると大変なのが「欲しいパターンを探す」という作業。そこは上手く解決されていて、ジャンルやライブラリ毎のフィルターや、SUPERIOR DRUMMER 3に搭載された便利なパターン検索機能「Tap2Find」が EZ BASSにも搭載されています。マウスをクリックして譜割りで検索したり、キーボードを演奏してメロディで検索するといった事で、理想的なパターンにたどり着く事ができるのです。
☆オーディオからMIDIへの変換(AUDIO TRACKER)機能
SUPERIOR DRUMMER 3 の技術を基にしたオーディオ to MIDI変換機能も搭載。単音弾きのギターやベース、ドラムやパーカッションの演奏を EZ BASS にインポートして、オーディオデータからMIDIデータに変換する事ができます。また、DAW からEZ BASS に音を送る「AUDIO SENDER プラグイン」を使用すれば、DAW上で再生したオーディオやソフトシンセの音などを EZ BASS に送り、MIDIデータに変換する事も可能です。
オーディオを MIDI に変換した際に同時生成される、FやGといったルートの情報も重要です。コード進行を変えずにベースパターンだけを変更したくなった時、ルート情報が入っていればパターンを変更しても演奏がルートに追従してくれるのです。変換生成された MIDI と ルート情報はGROOVESに登録可能です。
☆MIDI データからベースパターンを生成できる!
ドラムやキーボードの MIDI ファイルを EZ BASS にドラッグ&ドロップするだけで、MIDIデータにマッチしたベースパターンが自動生成されるという機能。これはベースパターンを作成する概念を学ぶのにも適した素晴らしい機能です。素早く簡単に演奏フレーズやそのバリエーションなどのアイディアを得るために最適です。
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プロのベーシストに依頼する感覚! UJAM Virtual Bassist
コードのルートをひたすら弾き続けるのは、ジャンルによってはとても格好良いのですが、全てそれでも飽きてしまいます。
そこで Virtual Bassistに演奏を任せてフレーズを次々に試す事で、自分では思いつかなかったような演奏パターンやひらめきを得る事ができます。とても優れたプロベーシストに演奏を依頼する感覚で、曲に合いそうなスタイルから試すのも良いですし、全く合わなそうなジャンルであっても意外性が格好良くハマる場合もあります。
UJAM Virtual Drummerと同様に、細かい打ち込みは必要とせず、ビギナーにとっては心強い味方となってくれること間違いなしのシリーズです。
☆指一本でも、和音でも、プロベーシストのパターンを次々に演奏できる
Virtual Bassistはコードのルート(根音)を演奏するだけで、様々な演奏パターンをよりはやく、簡単に生み出すように設計・開発されています。
しかし上の動画では「Virtual Bassist Dandy」にMIDI入力した和音から、コードネームを自動解析してベースパターンが演奏されています。曲のキーを指定して指一本でベースパターンを演奏するほかに、コード弾きからコードネームを解析して、コードに合ったベースを演奏してもらえる画期的な機能を備えています。
☆本格的なMIDIエディットが可能
フレーズをMIDIで編集出来るので、「フレーズの中のたった1音が曲と合わないから使えない」 という事があったとしても大丈夫です。音を削除したり音程を移動したり、更に音を足したりなど、自由自在にエディット可能です。
素早くデモ音源を作るなら、プリセットフレーズを駆使するPlayer Modeで簡単制作。作り込みたいならInstrument ModeでMIDIを細かく打ち込み。ユーザー自身が使い方をフレキシブルに選べます。
☆マルチエフェクトで簡単・時短な音作り
音表現の可能性を無限に広げる、UJAM独自のマルチエフェクト「Finisher」も搭載。プロのサウンドデザイナーによる即戦力プリセットで、好みのサウンドカラーや洗練されたサウンドを生み出せます。
☆Presonus Studio One との相性抜群!より良い音楽を、よりはやく
Studio One(v4.6.2以降)専用機能として、コード&キートラックの機能が追加されました!Studio Oneのピアノロールに、Virtual Bassistのスタイルとフレーズ名が表示され、トラックに合う設定をよりはやく簡単に見つけることが可能です。さらにStudio Oneのコード・トラック機能を使えば、入力したコード進行にVirtual Bassistが追従してくれて大変便利です。
画像の最下部に並ぶカラフルなボックスは、選択されているキースイッチを表しています。 St-Fill 1 はスタイルフレーズ1、St-Fill 2はスタイルフィル2など、Virtual Bassist DANDY に用意されているスタイルボタン群をこのキースイッチ・アーティキュレーションで選択する事ができるのです。現在どのフレーズが演奏されているのか一眼でわかり、プリセット共通のコモンフレーズや、スタイル独自のフレーズを簡単に選択することができます。
ジャンルに特化した5人のベーシストをラインナップ(各ベーシスト通常価格¥21,100税込)
Virtual Bassistシリーズでは汎用性の高いスタイルから、ロック、アーバン、ソウル、スラップベースなど、スタジオクオリティのベースラインをラインナップしています。
世界一有名なベース音源 Spectrasonics Trilian
Trilian(トリリアン)はSpectrasonics代表のエリック・パーシングを中心に、シンセサイザーを愛し熟知した精鋭チームがこれまでの経験とアイデアを注ぎ込んだ、ベース音源の決定版です。2009年の発売以来、実に15年を経てもなお活躍し続ける世界一有名なベース音源です。
弦楽器特有のフレットノイズを含めたサウンドやベロシティーに合わせたサンプルなど、業界定番のクオリティーに不足はありません。アコースティックな音色も優秀ですが、歴代のシンセベースが充実していて、JAZZからエレクトロニックまで幅広く対応することができます。モノシンセ/シンセベース音源としてTrilianをチョイスするトラックメイカーは数知れません!
☆「ベース」と名のつくあらゆるサウンドが手に入る!
アコースティック、エレクトリック、シンセのすべてにおいて、最高のベース音を提供し、音色の中心となるのは充実の34GBのコア・ライブラリー。
定評あるアコースティック・ベースにはじまり、60本のエレクトリック・ベース、30機種のシンセ・ベースを収録。さらに、ベースの要であるフィンガー、ピック、スラップ、ミュートからスライド、グリッサンドまであらゆる奏法を網羅。リアルタイムに奏法を変え、レガートで弾けばレガートに。弦の震えから指を離したノイズまで、徹底的にリアルな「演奏表現」を可能にしています。
5弦のMusic Man™ Studio Bass、Fender Jazz Bass®、Epiphone™ Retro 60’s Bass、Hardcore Rock 5-string、Lakland™ Rock P-Bass、Chapman Stick® ほか、60種類以上ものエレクトリック・ベースを収録。
実際のベースと同じように、同じノートであっても右手のポジションを変えたり開放弦を使ったりと弾き方を変えることも可能。さらにはレガートならばハンマリング・オン、プリングオフがかかり、グリッサンドもスライドアップ/ダウンも完璧です。
アコースティック・ベース音源にもこだわりの技術が投入されています。例えばサスティンはベロシティによってクリーンに伸びたりビブラートがかかったり。レガートで弾けばレガートに。ハーモニクス、スタッカート、スライド、ゴーストノートも自在です。
そして「ヒューマナイズ」ノブを回せば、実際の演奏がそうであるように “ほんの少しの音楽的なズレ” が加わります。1パッチあたり最大2万サンプルを使った贅沢なサウンド。リアルタイムに演奏するだけで抜群の表現力を発揮するアコースティック・ベースです。
☆シンセ音源と言っても過言ではない、圧巻のシンセ30台333音色を収録!
Trilianはシンセソフトと言っても過言ではないほど、多彩なシンセ音色を収録しています。
王道のARP、Moog、KORG、Rolandなどのクラシックシンセから、2000年代のDave Smith Tetraまで、30種類のシンセサイザーから333音色を収録しています。「太さがたりない」とプラグインで処理する必要もなく、これさえあればシンセベースは事足りてしまいます。
シンセベースと相性抜群のアルペジエイターが凄い!
Trilianは、簡単でありながら、単純なベース音源だけに留まりません! ユニークなアルペジエイターが、シンセベースパターン作りに大きく貢献してくれるのです。
特徴的なのはGroove Lock機能で、ベースラインを同社製品のStylus RMXのグルーブやMIDIファイルと完全同期可能! 例えばStyrus RMXのビートをTrilianにドラッグ&ドロップすると、そのビートに上手に絡む形でアルペジエイターが自動で生成されます。それぞれのビートに異なった形で非常にナチュラルに生成されるのを1度聴けば、もうTrilianの虜になること間違い無しです。
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Writer:SCFED IBE
記事内に掲載されている価格は 2024年3月8日 時点での価格となります。
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