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2017年11月15日から3日間に渡り開催されたInterBEE2017のレポート後編!まだまだ出てくる新製品や参考展示のレアな機材が目白押しでした。
★Inter BEE 2017 Rock oN ショーレポート【前編】はこちら>>
IK Multimedia
IK MultimediaのブースではNAMM 2017でも話題となり、Rock oNでも新発売となった、オーディオI/F & MIDI I/F機能付きのマスター鍵盤 iRig Keys I/O(画像は49鍵盤モデル)が展示されていました。
ドライバーいらずでMac/Windowsに加えiOS機器ともケーブル1本でプラグインプレイ。別売りの電源アダプタを使えばiOS機器に充電しながら使えます。(これは重要ですよね)さらに高24-bit / 96kHzのオーディオI/Fには48Vファンタム電源供給のマイクプリアンプまで装備。バンドルとしてSampleTank 3フルバージョンをはじめとした音源まで付いてきます。ホストマシン1台とこれ1大で音楽制作がすぐ始められるというこの便利さは他に無かったのではないでしょうか。
マスター鍵盤としては機能タッチセンシティブなスライダーやノブ、そしドラムパッドを装備。まさしく「これさえあれば」といった制作ツールiRig Keys I/OシリーズはRock oNで発売中です。
http://www.ikmultimedia.com/jp/products/irigkeysio/
VECLOS
真空技術を使ったエンクロージャーとフルレンジスピーカーで新感覚のリファレンスサウンドを提供するVECLOSは、新製品MSA-380Sを展示。Rock oN店頭での試聴キャンペーンも好調な本製品はパワードニアフィールドモニター。飾り気を一切配したサウンドで、正確ないそうとレスポンスの良いトランジェントのリファレンスサウンドを再生します。
StudioTechnologies
代理店 株式会社エレクトリのブースより。StudioTechnologiesの新製品はポスプロやライブシーンに向けたDante対応のマスタークロック model 5401が展示してあります。IEEE 1588 PTP(Precision Time Protocol)サーバのV1とV2を実装。業界標準の高精度なクロックを出力します。またDante出力から最大8チャンネルぶんの オーディオサイン波を出力できるというサブ機能も搭載しています。
http://www.studio-tech.com/product_m5401.html
RADIAL
こちらも代理店エレクトリのブースからおなじみRADIAL。キーボーディストのためのペダルストンプ型ミキサーKey-Largo。3系統のステレオINと1系統のエフェクトセンド/アウト。コンピューターとUSB接続することによって、MIDIケーブル経由でソフトシンセの演奏も可能。ライブでの実用絵生にこだわった製品で大人気の製品です。
http://www.electori.co.jp/radial/KEY-LARGO.htm
audio-tecnica
オーディオテクニカのブースでは発売されて間もないAT5047を展示中。
AT5047は長方形大型ダイヤフラムを搭載したAT50シリーズの最新作。ダイヤフラムを4枚使い筐体の中いっぱいのダイヤフラムを構成。5047の最大の特徴であるトランスレスの素直なサウンドと最大級のダイナミクスレンジ142dB(1kHz at Max SPL) で、ボーカルからドラムのオーバーヘッド、パーカッションまで幅広く使えるマルチなマイクとなっています。
https://www.audio-technica.co.jp/mi/show_model.php?modelId=2954
FURMAN
FURMANから久々の電源関係の新製品が発表に!M-8X AR J(最上部)は、81VAC~118VACをクリーンな100VACに安定化して出力する電源コンディショナー。トロイダルトランス搭載で、入力電圧や位相の監視し修正する機能を搭載した上位モデルです。フロント1口、リアに9口を搭載しています。2018年5月に発売予定。10万円前後になるとのこと。
http://www.furmanpower.com/product/merit-series-15-amp-voltage-regulator-M-8X%20AR
Cerwin Vega
GIBSONが取り扱うCerwin Vega。パワフルで元気な重低音サウンドで知られています。カーオーディオ分野でも有名ですね。
注目度が高いのはこのCVEシリーズ。パワードSRスピーカーでありながらBluetoothを搭載。スマホやタブレットなどからbluetooth経由でストリーミング再生もできてしまいます。ポータビリティに優れた10インチウーファーからの3サイズ&ウーファーで、ライブPAからパーティーユース、カンファレンスなどで活躍しそうです。Bluetoothを搭載したパワードスピーカーは競合メーカーからリリースされていますが、Cerwin Vegaはコストパフォーマンスも魅力。最小のCVE-10が$329ほどという驚きのお手頃価格です。
http://www.cerwinvega.com/pro-audio/powered-speaker-system/CVE-series-powered-loudspeakers.html#
FitEar
国産カスタムインイヤホンメーカーの中でも抜群の人気を誇るFitEar。このAir2はFostex製の9mmダイナミックドライバーとバランスドアーマチュア型ドライバーを複合したはブリッドカスタムイヤホン。パワフルさと繊細さを絶妙に併せ持ちます。
カスタムイヤホンは耳の中を密閉するため、装着時に耳内の気圧が高くなってしまいます。それを緩和するためにシェルに空気を抜く穴を開けないといけないません。しかしその穴から外気の音が侵入してしまいます。そこでAir2はショートレッグと呼ばれる短い形状であまり耳奥までシェルを伸ばさないことで空気穴を非常に小さくすることに成功。高い密閉生を持たせています。
旧来のAirとこのAir2は優劣はなく両方が現在販売中です。
http://fitear.jp/music/fitearair2/index.html
FitEarブランドを持つ株式会社須山歯研が提唱する「SAFE LISTENING」は、ヘッドホンを楽しむ上で大事な「あんぜんな場所で」「ボリュームに注意」「ときどき耳の休憩を」という、耳や体を守る啓蒙活動をしています。その中で「ライブで音楽を満喫するために」というコーナーも用意されていて、耳や体を大事にしながら音楽を思い切り楽しむ方法が紹介されています。
ライブでの大音量で耳を守るために欠かせない耳栓がこの製品です。-15dBの遮音性を持ちながら、音楽を楽しむために必要な周波数帯域は残すというチューニングが施されています。音を感じる耳の細胞は一度傷つくと一生復活しないということなので、長く音楽を楽しむためにもライブやクラブ遊びの際は耳栓を用意してください。家に帰ってからの耳鳴りが和らいだり無かったりするので寝付きやすく、疲れも回復しやすいです。
こちらはSAFE LISTENINGのイメージキャラクターの 坂本 萌音(さかもと もね)ちゃん。10月27日生まれ、趣味は音楽を聴く事、血液型はAB型。好物はたこやき/ジンギスカン/激辛料理とけっこうおじさん好みな趣向です。
三研マイクロホン
Sankenを代表するショットガンマイクCS1とほぼ同じ性能を持つウルトラショートガンマイクCS-1Mを参考展示。ムービーカメラの小型化やDSLRのムービー撮影の高まりから小型のマイクの需要が高まっている中で人気が出そうな製品です。
http://www.sanken-mic.com/product/index.cfm
記事内に掲載されている価格は 2017年11月20日 時点での価格となります。
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