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Rock oN渋谷店で、この度ドイツから日本に初上陸するモニタースピーカーブランドEVE Audioの試聴＆勉強会が開催されました。
EVE Audioは、リボンツイーターで有名なドイツのあのスピーカーメーカーでCEOを務めていたRoland Stenz氏が、技術者としての経験を存分に活かし「理想のスピーカーを作るため」に設立されました。
まずはEVE Audioの代理店であるメディアインテグレーション輸入事業部のスタッフから、ブランドの成り立ちや技術の解説を受けた後、待ちに待った試聴タイムに。
今回試聴用に用意されたのは2WayのSC205、SC207、そして3WayのSC307の3モデル。
やはりリボンツイーター搭載スピーカーらしく、どのモデルもハイスピードで明瞭な高域を抜群の解像度で再生します。EVE Audioのもう一つの特徴であるDSPの存在がリボンツイーターとウーファーのクロスオーバーに最適なチューニングを施した結果、ユニット間のつなぎ目を感じることがなく実に再現性の高いサウンドとなっています。
EVE Audioのこだわりとして、各モデルごとに最適化されたベース・ポートの存在があります。大口径ウーファーモデルはハイパワー時にも決して歪まない調整が施され、小口径ウーファーモデルは同サイズの競合製品を凌駕する低域再生能力を持ちます。そしてそのどちらも自然で余裕のある鳴りっぷりを誇ります。
データ値で53Hz(-3dB)というf 特を持つSC205はたった5インチというウーファーサイズながらロック/クラブ系のサウンドもカバーできる低域再生能力でRock oNスタッフを驚かせました。
それにしてもEVE Audioの音は精密機器と形容できるほどの仕上がり。リスニング用途にも使えるような甘い感じはなく、あくまで制作用途に徹底した仕上がりです。しかしこれはきつい音という意味ではなく、入力信号をそのまま出力するというEVE Audioのコンセプトの通りの音と言えるでしょう。
この方向性のスピーカーならばエレクトリックなダンスミュージックや2マイク1発録音のクラシックやアコギ曲などがマッチするでしょう。作り込みすぎたロックものなどは少々耳が疲れるかもしれません（あくまで筆者の個人的な感想です）。
今Rock oN渋谷店では、現在発売中のEVE Audio全製品を店頭展示中です！数多くあるモニタースピーカーとの比較試聴して選ぶことも可能です！独自技術で開発されたユニット、計算され尽くした構造、それらをさらに理想に近づけるDSP！それら全ての結晶であるEVE Audioをあなたの耳で確かめてください。
特に小口径で低価格のスピーカーをお探しの方は注目すべきブランドですよ！
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記事内に掲載されている価格は 2012年11月30日 時点での価格となります。
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