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来るApogee「Symphony I/O mkⅡ」がRock oN渋谷店にて入荷致しました!さて、旧バージョンのSymphonyユーザーでもあるPD安田が早速開封してからの起動を始め、注目の大画面ディスプレイのタッチパネルの機能と、新たに追加になった機能などピックアップして行きます!これまでのユーザー、そして新規でお考えの方は是非この記事をチェックしてください!
Symphony I/O mk2設置から火入れをしてみましょう!
まずは開封をするところからスタートです。最初に付属品を確認しました所、旧バージョンでも付属となっていたゴム足が付属していました。このゴム足により、ラッキングしなくてもデスクなどにおいて使用する事も可能です。旧バージョン使用の方は、ここは注目すべきポイントかと思います。ややマニアックですが。
なお、ThunderBolt Cableは別売りとなりますので、ご購入時にはご注意ください。
それでは本体をセッティングし、実際にMacBook Pro Retina 15″につないでセットアップをしていきましょう!
本体を接続する前に、ApogeeからSymphony I/O mk2のドライバーをダウンロード&インストールを行い、再起動後、Symphony I/OにThunderBolt接続をします。ここで本体のファームウェアのアップデートが開始されます。早くサウンドを聴きたい所ですが、しっかり最新ファームウェアを書き換えていきます。
アップデート時、旧バージョンのSymphony I/Oでは、Stand Aloneモード、USBモード、HDモード、そしてSymphonyモードの4つのファーム切り替えがありましたが、新しいSYmphony mk2は現段階ではThunderBoltモデルとなっているので、1項目の書き換え動作で終わりました。最後に完了したら、手順に従ってThunderBoltを抜き挿しする事で、アップデートが全て完了となります。
無事に準備が整ったので、Symphony I/O mk2の機能を見ていきましょう!
Symphonyの顔とも言える大画面タッチディスプレイ
多くの方が注目しているこのディスプレイですが、タッチでの操作と、大画面液晶で見やすいパラメータ類が特徴的です。操作などの詳細に関しては動画でも確認できますので、是非確認していただければと思います。
実際のタッチ操作感は、非常に感度の良いタッチセンサーが搭載されており、Input、Outputなどの項目を瞬時に切り替えることができます。今までは常に「Maestro」のアプリケーションを開いておき、Inputの切り替えやOutputレベルの調整をする際、アプリのMaestroへ切り替えて、マウス調整をしていた作業がほとんどだったかと思います。(なおMacのキーボードでもApogeeインターフェースの場合はVolumeコントロールが可能。さらにShift + Option キーを押しながらF10,F11を押すと、細かいボリュームコントロールが出来ます。System SetupでKeyboard ControlからHeadphone、Speaker切り替えで、反映される調整もどちらか選べます。)
Symphony I/O mk2では予めにコントロールしたいパラメーターをタッチして選択し、隣の大きなノブ「Control」を回すことで、レベルを調整することができます。詰まる所、今後Symphonyはデスクなどにラッキングしといて、ノブ主体でボリュームコントロールの様に操作作業で、Input、Outputの管理が簡単に行える様になりました。
また動画説明にもありましたが、Speakerの切り替えがようやくSymphony I/O mk2で本体でもできる様になりました。これはMaestroからアクセスして、1,2,3のボタンでスピーカー切り替えといった形でしたが、Symphony mk2のディスプレイにもしっかりとSpeaker切り替えボタンが表示される様になっています。
極論、モニターコントロールがなくても、Symphony I/O mk2の1台で活躍すること間違いないかと思います。普段アウトボードを使わない方なら2×6のモデル1台で、最大3スピーカーに接続が可能です。もしマスターコンプなどインサートしている方は、8×8モデルで7-8ch目はアウトボードに構築ができます。もしくは16×16あればchに余裕があるのでオススメです。備えあれば憂いなし。当然、複雑にルーティングを重ねている方はCRANE SONG「Avocet」やGRACE DESIGN「m905」といったモニターコントロールの導入をお勧めします。
このタッチ操作対応の大画面はInput、Outputの調整以外にも、本体の温度を管理する「自動温度調整機能」も搭載しています。見やすくなった点以外にも、I/O管理画面から本機の管理までもサポートするのはなかなか使用する側としても嬉しい機能ではないでしょうか。見てくれもカッコイイのでなおさら買い換えに拍車をかけます。うーむ悩みます。
最後に気になるサウンドをチェックしていきましょう!
音像がより深く見渡せる様になったサウンド
見てくれも非常に重要ですが、最後に何と言ってもやはりサウンドではないかと思います。ただ、サウンドの評価に関しては個人の意見は様々かと思いますので、是非、Rock oN渋谷店まで足を運んで頂き、視聴頂ければ幸いです。
そんな中ではありますが、早速、音の確認を行っていきましょう!実際に使用したのはPD安田最近導入したJVC「HA-MX100-Z」を着用し、普段通りのVolume設定「-32db」にて視聴を行います。まず聞いた瞬間に驚いたのは、掛かっているリバーブなどの深い所が見渡せる様になった印象がありました。そして音量を上げていっても耳が痛くなるのではなく、全体の立体的なサウンドがそのまま上がっていくので、今までのApogeeにはないサウンドへと生まれ変わった!と感じました。
AD/DAも時代とともに進化をあげておりますが、今現代に必要とされるクオリティーがまさにSymphony I/Oにある様に感じます。この表現は難しいのですが、このタイトルにもあげさせて頂いた様に、音の深さを感じることができました。もちろんメインの出力も同じ印象で、これまでにない密度のクオリティーを確認することができました。簡単ではありますが前述のとおり、Apogeeユーザー、また他社のI/Oを愛用している方も、是非この新しいI/Oを触って、サウンドを確かめて頂ければと思います。
ここで一つ残念なお話ですが、PD安田も含むSymphonyユーザー様の中で銀タワー時代のMac Proで使用されている方も多いかと思います。今回発売となったSymphony I/O mk2は悔しながらもThunderBolt接続となっているため、銀タワーMacでは使用することができません!いよいよMacもThunderBolt接続可能な現行に買い換えを検討した方がいいのかと悩みどころですが、後に秋の発売予定とされるSound Grid対応版のSymphony I/O mk2に期待したい所です。また発売となりましたら是非紹介していきたいと思いますので、また記事をチェックしていただけたらと思います。
いかがだったでしょうか?心踊る新製品プロダクトが今期に入り、ますますパワーアップして登場していきますが、この新しいSymphony I/O mk2も絶対的に買い換え、新規導入にオススメのプロダクトかと思います!その他仕様などに関するお問い合わせが御座いましたら、お気軽にPD安田までお問い合わせください!
記事内に掲載されている価格は 2016年4月20日 時点での価格となります。
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